一応地元では有名な(!?)滝へ観光に行ってきたよ(マンデラ体験旅になってしまった)

*【南米パラグアイ】生活情報*

マリです。

泊まりの人が増えてきて、今日は皆で滝で有名な場所に行ってきました。

我が家はその滝へ向かう道の入り口付近にあって、奥へは未だに途中までしか行ったことがありません。

一応近隣では有名な観光地になっていたようで、土日になると車やツーリング、小型バスが我が家の前をぶっ飛ばして行く姿を目撃します。

私は「行きたい!」とずっと言っていましたが、ふくろうさんは今まで全然気乗りしてませんでした。

今回みんなで行くことに。

しかも、ここでマンデラ発覚。

途中のT字路では、以前に途中まで行った時はまっすぐ進めの看板でそのまままっすぐ行くと左手側に柵でがっちり覆われた大規模なサトウキビ畑が広がっていました。

この企業がやっているサトウキビ畑には誰も入れないっていう感じでした。

しかし、今回皆で行ってみると、T字路の滝への看板が左に進めに変わっていました。

しかも、さらに進むとここから20kmって書かれています。

もしや街から行ったら30kmくらいかかりそうです。

遠いー。

しかも、看板通り左にずっと進むと広大なサトウキビ畑の中に入って行く道でした。

以前はここを通ってないのですが、企業のサトウキビ畑を以前に見たときは全部繋がっていて、柵でがっちり覆われていました。

広大なさとうきび畑の中を通っていくと、ハーベスター(収穫機)とサトウキビを積むトラックがたくさん置いてありました。

昔、大東島でふくろうさんと共にサトウキビの収穫と植え付けをした懐かしい思い出がよみがえります。

サトウキビ収穫後の何もない大地。

っていうか、ここはすでに山の上なのに、なんでこんなに平らになっているんだろう!?

マンデラ体験で丘程度だった山全体の標高が上がって、しかも山の範囲って小さかったのですが、今では山脈みたいになっているせいもあると思います。

はい。滝のエリアに近づいたら、がっつり門されていて、入り口に「一人2万グアラニー」と書かれていました。

以前に地元の人から「滝は私有地だから、1万Gとられるよ」って聞いていたのですが、思ったより高かったです(地元の感覚では。)

お金を支払って中に入ると、キャンプスペースやトイレがありましたが、多分JICAかどこかからお金もらって整備しているように感じました。

結構お金かけてやろうとしている感じがあります。

 

トイレ、新しそうな感じでした。

ただ、入り口に「2000G徴収」って書いてありました。

「ぉぃぉぃ。入り口でお金とっといて、さらに金とるんかい!」って思いました。

意気揚々とおにぎり片手に歩き出します!

下っていくと、さらに岩を削った急な石段が続きました。

ひたすら下って行くと、川にでました。

ここからは川沿いに上がっていく、まさかの沢登り状態でした。

今年は雨が全然降ってないので、水量がこの程度で、石伝いに歩いて行けばあまり濡れずに行けましたが、例年通り降っていたら、足は完全に濡れます。

2歳児のチビは「一人で歩ける!」と言いつつ、滑って何度か足を川に突っ込んでいました。笑。

この周辺は誰も住んでいないので、水は透き通っていて、めちゃくちゃ気持ちよくて感動!

「パラグアイにこんな透き通った川ってあったんだ」って思ったのは以前に訪ねた隣町の山歩き以来です。

パラグアイの川って基本的に茶色く濁っているイメージですね。

さすが山は違います(はい。以前は丘程度の山でしたが。)

途中、少し弱っているちょうちょを見つけました。

羽を閉じている時は、茶色いですが、開くと、綺麗な青に耀いています。

沢登していると、水が染み出ている岩がでていました。

苔生していて、私の好きな感じで感動しました。

水がゆっくりろ過されて染み出ていて、綺麗な水にふくろうさんと共に本当感動。

やっと。。。やっと着いたーっ!!!気持ちいい~!!

今年は旱魃なので、水量が全然ないですが、コレ、雨多かったら結構水しぶきすごそう。。。絶対歩いている最中や滝の近くまで行ったら濡れますね。

小魚も泳いでいました。

「泳ぎたいね」って言ったら、横に「泳ぐの禁止」って書かれてました☆

ま、真夏だったらパラグアイ人はそんな看板気にせず絶対に泳いでいることでしょう。

滝の高さは10mくらいで、結構な距離をトレッキングしてきた感じです。

ふくろうさんも私も「車降りたらすぐ滝だろ~」って認識していたのですが、全然違って、ちょっとしたトレッキング&沢登りでした。笑。

子連れの場合は特に入念に準備してから来ることをおススメします!

うちは、完全になめていたので大した準備してこなかったのですが、幸い無事に帰って来れました。

帰る途中、、、川沿いにこの岩があって、ふくろうさんが一人で吸い込まれるように入っていきました。

戻ってきたら「ここ一帯の岩は男の神様がいる。グアラニー族の人たちは昔ここで拝んでいたんだろうね」って言ってました。

パラグアイでは結構女性の神様や女神様が山に宿っているのに出会ったことが何回かありましたが、男性の神様は初めてだったのでした。

こういう神様が宿っているところは、何も祭られていないのがパラグアイ。昔は祭っていたのでしょうが、今は宿っているのを感じる人も、祭る人もいません。

ここら一帯は確かにとても気持ちが良くて、しばらく佇んでいました。

帰りは登りの石段を上がって、車まで戻り、みんなでおにぎりを食べている最中、大型のトカゲが日向ぼっこしているのをみんなで発見しました。

??

ここで私はひそかに思っていた。

実は帰りの沢歩きとトレッキング、行きよりもめちゃくちゃ距離を短く感じていた。

車に乗り込み、帰りの料金徴収所の門は近づいても誰も門を開けてくれず「入るにはお金が手に入るからすぐ来るけれど、帰りは金にならんから自分で勝手に開けて出ていけやー」っていう無言の言葉を全員で感じ取って笑いました。

日本では帰りもちゃんとしてくれるだろうけれど、パラグアイは基本「金だけに動く」ですから。

帰り道の途中、典型的な田舎のお家の写真とりました。

屋根は萱葺き屋根か鉄板。そして、壁は木の板を縦に並べたもの。

トイレは基本外の穴でします。

電気は、、、ここの家はメーターついているみたいだけれど、とある田舎へ行ったときは「あ~、暗くなってきたね~」って、近くの電線に針金を引っ掛けて「ボン!」っと。

サッカーやるための電気をとっているのを見たことがあります。笑。

危なくないのかな?って思いましたが、こんなもんです。

初めて、写真左の土壁の家をみました。

パラグアイでも土壁あったんですね。

帰りも広大な山の上の大地。

でも、景色が行きとはなんか、、、違う。

行くときに椰子の木畑なんて見たっけ?

。。。ちなみに、最近のマンデラ現象では椰子の木が爆増しているのですが、うちにいる泊まっている人の思考でそうなったと結論づけました。

その方、私たちと一緒に暮らしているうちに、私たちマンデラ一家の波長に合ってきて、だんだんとマンデラ始まってきたんです。

しかも、「椰子の木が好きだ」と聞いた途端、行くとこ行くとこ必ず椰子の木ロードや椰子の木畑がみられる。。。

山から下って行きます。

昨年に引越してくるときはここまで来たことあるのですが、、、下りの景色が雄大な山々ばかり。。。山脈。。。確か、以前は街や道路が見えていたような。。。

家についてからほっと一息。

みんなで話しているとき

「さぁ、滝にやっとたどり着いたぞー!」からの、帰りのトレッキングの距離、そしておにぎりを皆で食べてから車で元来た道を辿って家まで帰る。

「行きよりもめちゃくちゃ早く着いたよね。」

ってことで全員が意気投合した。

もしや。。。これもマンデラかも。

普通の観光体験の記事を書こうとしましたが、すみません。どうしてもマンデラ体験も書かざるをえない記事になちゃいました。笑。

マンデラーでない人達にもこの記事を楽しんでもらえたら幸いです。