パラグアイに移住したマリです!
題名のごとく、人生初のスリにあった愚かな私です。
なんだか、人生初体験が多く、思わぬハプニングばかりが起こるパラグアイ生活。
スリにあう方が、まんまと盗られる方が愚かとしか言い様がないです~。
友人からは「またひとつ経験して大人になりましね」と。笑
パラグアイは南米の中でも比較的安全な方だと言われていますが、「私たちは外国人なのでとくに注意しなさいよ」とクドク言われていました。
「24時間悪い奴らは狙うことに集中しているから」とのこと。
世界中どこへ行ってもそうですよね。
・・・そうなんですが、日本国温室育ちの私の性格は基本的にのんびりとしています。
そして、パラグアイの田舎の平和ボケ生活もあいまって、私の貴重品の管理が甘かった。
旦那からは、そんなだらしない私へいつも「もっと周りをよく見なさい。注意しなさいよ。」といつも言われていました。
友人は「バックパッカーは貴重品を背中のカバンには絶対に入れないよ!絶対に前のカバンに抱いて持つんだよ。まだ物が盗られただけいいじゃない。うちなんて昨日、日本人旅行者が血だらけになって帰ってきたよ。お金は勉強代だと思いなよ。」
マリ「基本のキがなってないですね・・・反省します!!」
愚かなことの顛末はこんな感じです↓
日本大使館へ用事があったので、バスで自宅から3時間かけて首都アスンシオンへ家族で向かいました。
結局日本大使館へ行きましたが、書類がないとどうにもできないということが分かり、用事を足すことができず、不発に終わりました。
事務手続きはいつもこんな感じです。
電話で事前に確認しても、窓口へ行ったら「なんだかがないと発行できない。提出先が確実に分からないと発行できない。」だとか。
幼児を連れてのアスンシオンはいつも大変ですが、いつものように結局出直し。
そして、買出しの用事をあちこちで済ませましたが、最後に寄ったのがLuisitoというスーパー。
このスーパーの前の大通りには私たちの自宅があるコルメナへ向かうバスが通ります。
夕飯の買出しを済ませ、夕方4時台のバスをスーパーの入り口で待つ。
このスーパーの入り口は道路から階段を登って入ります。
旦那は階段下でバスが来るかどうか見張っていた。
私はじっとしてられない1歳児の息子を追いかけ、階段を登ったり降りたり、スロープを登ったり降りたり。
結局4時台のバスは来ず、来たのは最終便の5時40分。
その間約1時間半はずっとバスを待っていました。
途中、息子が「マンマ」と言い出し、階段の下の方で息子の隣に座り、ご飯を食べさせていました。
今から思うと、このときかな~。スラれたの。
階段の後ろの方に、携帯をじっと見つめるパラグアイ人の女の人が座っていました。
旦那が聞いたのはスリのプロの人いわく、「携帯を見る振りをする」のだそう。
そして、これは上等手段みたいです。
はたから見ると、携帯を見ている人に見えるんだけれど、スリをする人は携帯なんか全然見ていない。見ている振りをして、ターゲットの行動に隙がないか、めっちゃ観察しているのだそう。
今から思えばその女性が一瞬背後に来たような…
器用ではない私は、子供の世話に集中していて、注意が足りなかった、、、
その後、やっと夕方5時40分にバスが通りがかり、乗り込むときに、旦那が思ったのだそう。
「マリのカバン、開いてるー。まったく、だらしねーなー。」と。
私は何も気づかず、そのままバスに乗り込み、3時間バスに揺られ、自宅に着いたのが10時近く。
家族全員、毎回アスンシオンへ行くと、クタクタになり、そのままバタンキューしました。
翌朝、丸1日家作りの現場を見ることが出来ていなかったので、現場へ向かおうと荷造りを始める。
カバンをみると、「お財布がないっ!!(遅)」
血の気がサーッっとひき、私は半日パニック状態に。
いつも冷静な旦那。「盗られちゃったのは仕方ないから、とにかく次のこと考えよう。」
何が入っていたか思いだすと、
○家族全員のセドラ(身分証明書)
○マリの銃所持許可証
○マリの運転免許証
○現金
○マリのVISAカード
おいおいおいおい!!!
旦那と話すると「やっぱりあの時かな。バスに乗るときにマリのカバン開いてたから、やられたのはバスを待っているときだよ」とのこと。
ちょっと待った。じゃあ。全部再発行じゃん!!
余計な出費が痛いよー。
とりあえず、VISAカードは悪用されていないか確認しましたが、何も使われておらず、即効利用停止申請しました。
使われていないのは、恐らくカードが日本語表記されていて、柄がすごく目立つから、パラグアイ人にとっては使いづらいのだろう。
再発行申請は必要な書類とか、本人が窓口へ行かないとダメだとか、いろいろ面倒だろうが、ダメもとで母に頼むと、再発行受け付けてくれました。
日本へ行かなくてすむ。よかった~~~。
日本で元気に生きていてくれている身内に感謝。
現金は、もう戻ってこないだろう。パラグアイ人のほとんどは現金目当てだから。
一応今まで入手した期限切れの書類を全部持って、警察署へ被害届を書いてもらいに向かいました。
警察署にて
マリ「昨日、アスンシオンへ行ったら、お財布盗まれたよ!盗られたリストはこれだよ。」
パラグアイ人警官「(盗られたリストをメモする)あなたのセドラ(身分証明書)番号分からないの?」
マリ「私?盗られちゃったからな~。あ、ちょっと待った。古い書類を見てみる。」
古い居住証明書にセドラ番号が書いてあった。
警察官「よかった。じゃあ、今日はもう被害届を書けないから、明日の朝準備しておくから取りに来てね。」
マリ「わかりました。でも、私にとって一番重要なのは、このカードたちの再発行が問題なのです。どうやるのですか?どんな書類が必要なの?」
警察官「身分証明書は被害届だけで再発行できるよ。隣町のアカ・アイで再発行してもらいな。」
マリ「銃所持の許可証は?」
警察官「VISAカードにも、被害届を提出して。」
マリ「あの、銃所持の許可証も入っていたんだけれど。ほら、銃の購入レシートと、許可証申請のレシートもちゃんと持ってるよ。」
警察官「(シートを見る)・・・。」
マリ「これの再発行にも被害届書いてよ。」
警察官「・・・運転免許証も、コルメナの役場へ行って、被害届だけ提出すれば、再発行してもらえるよ。」
マリ「(ダメだ。このおやじ完全無視だ。)わかった。じゃあ、明日とりあえず被害届もらったら、隣町までセドラの再発行に車で向かうわ。」
なぜか、銃の許可証だけは完全無視され、再発行の仕方がわからない。
マリ「どうして、銃の許可証だけガン無視なの!?」
旦那「多分、管轄が違うから、余計なこと言いたくないんじゃないの?」
マリ「レシートに記載されている銃を購入したお店の番号に電話かけたけれど、全然出ないよ。」
旦那「じゃあ、直接店に行くしかないな。」
まり「また、アスンシオンの仕事が増えたー!」
セドラの再発行や銃の許可証については、後日記述しますね。
これからは貴重品を旦那に預けることにする!お財布自体を作らない!と心に誓った。
ということで、めまぐるしい日々は続く・・・