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土地の購入方法について書いてきました☆
本記事はその最後の記事になります。
土地探しを手伝ってくれる人現る
田舎町で「わたし、土地探してるんだ。」と言うと
不動産屋ではないけれど、一生懸命土地探しに協力してくれるパラグアイ人が現れることでしょう。
「あそこの○○が土地売りたいって」
と、さまざまな情報を与えてくれます。
その情報をもとに現地へ行ったり、書類を見せてもらい、何度も書類に不備がある土地が続き、わたしが何度も「買わない」と言っても、驚くほど一生懸命販売しているさまざまな土地の情報を集めてきてくれます。
最初の頃は、何でそんなに一生懸命情報を集めてくるんだろう?
と不思議に思っていましたが、土地購入が決まったときに仲介料として土地代の数パーセントをもらえるからだったようです。
とある土地で「書類に不備があって、すぐには販売できない土地みたいだから買わない」と土地を紹介してくれた人に言ったら、顔を真っ赤にしてキレられたこともあります。
「なんで買わないんだ!?なんでなんだー!」
って。
パラグアイ人って逆ギレしたり、「何であんたがキレるのかよ!」というような場面でキレることあります。
キレられても、わたしは冷静に「書類に不足があるから、買わない。」と再度伝えました。
なぜ、すぐに販売できる土地だけを探すのか?
「書類に不足や不備があって、それが解消したら、売りたい」と言われることもあります。
「じゃあ、書類の不備をすべて整えて、販売できる状態になるまでどれくらいかかりますか?」とわたしは聞きます。
すると、「そんなにかからない」というふわっとした回答だったり
「6ヶ月かかるよ」とか、言われます。
書類の不備が整うまで何ヶ月も待つことができますか?
地主は「書類はまだだけれど土地は好きに使っていい」と言う人が多いけれど、その間に、家を建てはじめちゃって、書類の不備がどうしても整わなかったらどうしますか?
実際には、「土地の書類を整えるのに、何年もかかっている」といういろいろな人の声をわたしは現地でよく聞いています。
例えば、「前の地主との書類のやりとりに5年かかった」とか
「亡くなったおじいちゃんの名義から、息子の名義に変更するのに、3年かかった」とか
数ヶ月単位ではなく、実際は何年単位なんです。
いつ自分の土地になるのかわからない土地に、自分の財産をつかって家を建てたり
ただひたすらじっと待つことができますか?
お気に入りの土地が見つかっても、すぐに販売できる状態の書類でなかったら、「買わない」選択をすることも重要です。
むしろ、すぐに買える状態の書類というのは、ごくごくわずかしかないことを頭に入れておいたほうが良いです。
ほとんどの販売人が土地の書類についての知識がなく、お金がかかるのを嫌がって書類を整えることをせず、現状はほったらかしです。
最後に
海外で土地を購入するとなると、日本よりも大変だと思います。
言葉に問題がなければいいのですが、それに加え、販売側の知識のなさ、頭の中は「今すぐお金が欲しい!もらえるんだ!」それだけです。
よく「地権のない土地を買わされた」とか
「騙された」
という言い方をする人がいます。
パラグアイで地権のない土地を買ってしまい、お金は支払ってしまいどうにもならないケースをたくさん聞いています。
確かに、地権がなかったり、担保になっているため、土地が売れないことを知ってて、最初にお金をもらって逃げる詐欺師もいます。
しかし、今回土地購入でとくに勉強になったのが、「販売者側が土地の書類について何も知識がない」ということが分かってよかったです。
ただ「escribaniaへ行けば、どうにかなる。すぐにお金がもらえる。」
頭の中はそれだけです。
販売者本人が知らないところで、その土地が抵当権にはいっていたらどうしますか?
その確認をせずに「大丈夫だから。この人が騙す人じゃないから、最初に10パーセントちょうだい」とか言ってきます。
騙す騙さないの問題ではなく、まずその土地の登録がちゃんとなされているのか、販売できる状態にあるのかという確認をしてから、購入するようにしてください。
わたしも土地購入ってどうしたらいいのか全く分からず、土地探しの出だしは全くのド素人でしたが、22件もまわったら、旦那からの助言もあり知識がついてきました。
五感をフル活用して、少しでも不自然な点、ひっかかることがあれば、即その土地を見送るという決断をするのは、とても重要です。
どんなに、その土地が気に入ったとしても、土地を購入するというのは決して安い買い物ではないので、慎重に慎重にいかなければならないと思います。
書類がすぐに販売できる状態でなかったり、名義人が何人もいたりと、、、
大概は書類がだめですから。笑。
即販売できる状態にしてある書類に出会えること自体が、非常に少ないと思ったほうがいいです。
出会えたらラッキーですね☆