【南米パラグアイ】田舎の犬たちの暮らし

*【南米パラグアイ】生活情報*

南米パラグアイに海外移住したマリです!

日本と同様、パラグアイでも犬と人との関係は切っても切り離せなません。

パラグアイに来て、びっくりしたことなど、今回は犬にまつわるお話を書きたいと思います。

パラグアイの犬はほとんど放し飼いが当たり前

パラグアイに来て思ったこと。

犬が多い。

そして、

誰もリードをつけて散歩をしていない!

どの犬も自宅の門を出たり入ったりして、自由気ままにひとりで散歩をしているし、鎖になんて繋いでいないところがほとんど。

「犬はリードをつないで散歩するもの。家では鎖に繋げておくもの。」と思い込んでいる日本で培われた私の固定観念って、すごいもんなんだな、と思いました。

移住当初は、家の前を歩くと犬が吠えながら走って近づいてくるのをみて、ちょっと怖かった。

なにせ、一匹だけではなく、数匹同時に近づいてくることもある。

しかし、人間が近づいてきたら吠えるのが、彼らの仕事なのだ。

私のパラグアイ生活が長くなってきたので、逆に今では「犬は放し飼いが普通」という感覚になっています。

犬の発情期には気を付けよう!

犬にも発情期があることをみなさんご存知だと思いますが、こちらではだいたい春か秋ごろに発情期を迎えます。

近づいてくる犬に対して、棒を持ったりして追っ払おうとすると、いつもなら急いで逃げていくのだが、この時期は犬たちの目つきが変わり、逆に「あ?なんだてめぇ」という感じに、にらみつけてきて微動だにしません。

カゴに自然栽培のレタスを持って、いつものように娘と売り歩いていたとき、ちょうど犬の発情期に出くわしたことが何度もあります。

5匹以上の犬が群れになっていて、みんな目つきが鋭く、やばい感じ。

旦那がいなくて、母と娘だけなので、完全に犬になめられるのは目に見えている。

犬たちは相手が男だと力があるのが分かるので、なめてかかりませんが、相手が女や子供だとはなからなめてかかり、しつこく吠えてきたり咬んでくることもあります。

「やばい。ここを通るのはやめよう。」と、引き返し違う道へ進む、それしかありません。

ある一件の家の前を通りかかったとき、門が開いていて、気性の荒い大型犬が勢いよく出てきました。

一定の距離を保たずに、いきなり近づいてきて、危うく咬まれそうになりましたが、持っていた籠で戦いながら、娘を守りつつ逃げました。

犬の群れの中で一番怖かったのは、ある時期に連夜、10匹以上が群れになって集まっている集団をみました。

よりによって我が家の前の通り道に連夜、犬の集団が通っていく。

犬の集団の中を通りかかるものは、なんでも襲撃していました。

例えばバイクが通ったとき、犬たちはいっせいにバイクに向かって、吠えながら全速力で追いかける。

追われたバイクは、途中から全速力でとばして、逃げ去っていきました。

犬のしつけなんて全くしない

日本だと、「お手」「お座り」「待て」などを覚えさせたりしますが、こちらではほとんどほったらかしです。

叱るところをあまり見たことがありません。

たまに、飼い犬がお客さんを吠えたりしたときに「こら!」と叱ることもありますが、ほとんどがほったらかしです。

一度、娘が1歳の時に、隣の飼い犬に「あう“っ!」と、腕を咬まれたことがあります(犬も相手が幼児だと分かっているので、手加減していました。)

そのときの飼い主は目の前にいてみているのに、まったく犬を叱らず、「やっばー」って顔をしただけでした。

日本より吠えまくる犬たち

日本だと、無駄に吠える犬ってあまり見かけません。(たまにいますが)

あまりに吠えると、「うるさいよ!」としつけに入ったりします。

しかし、パラグアイでは「うるさいよ!」と言う人もたまーに見かけますが、ほとんどの飼い主は犬がずっと吠え続けていても、何も言いません。

そのせいか、とにかく犬の吠える声があちこちで聞こえてきます。

とくに、夜になると、「人間がいないから、俺らの時間だ!」という感じで昼間よりもよく吠えます。

誰かが犬の前を通りすがると、ものすごい勢いで吠えます。

日本と比べると、日本の方が割合的に賢い犬が多かった気がする

パラグアイに来て、いまだに賢い犬に出会ったことがありません。

何世代にもわたって、日本人にしつけられて育ってきた日本の犬だから、賢いのでしょうか?

パラグアイではほとんどがしつけらしいしつけなんてせず、ほとんどがほったらかし。

そのせいか、我が家で今まで数頭の犬を飼ってきましたが、小さいうちからいくら教えても理解しません。

日本語だからなのかな?と思い、スペイン語でしつけても、あまり理解できません。

これには、お手上げ状態です。

まぁ、とりあえず、「うるさく吠えてくれて、番犬にはなるから家族の役にたっている」ということで、よしとしなければなりませんね。

パラグアイで子犬が産まれたら

子犬はその母犬によっても当然変わってきますが、一度に5~6匹くらい産まれます。

犬の出産率が高いのは、春と秋、年に2回産む犬も多いです。

生後一か月ほどすると、行き先が決まっている子犬はもらわれていきます。

雑種なんかはタダで欲しい家庭へあげますが、マルチーズとか、シーズーとか、ラブラドールなど、雑種でない子犬が産まれたら、5万グアラニー(1000円ほど)から10万グアラニー(2000円ほど)ほどを、譲ってくれる相手にお金を渡すこともあります。

都会ではペットショップもありますが、田舎ではペットショップなんてありません。

ですので、欲しい犬種の子犬が産まれた情報を人づてに聞いたら、直接もらいに行くことが多いです。

また、たまたま知り合いの家へ行くと、子犬が産まれており、「子犬が産まれたんだけれどいる?」と、必ず聞かれます。

我が家でも犬を新たに飼い始めました。

パラグアイに来てから、犬を数頭飼ったことがありますが、一匹は真冬にもらってきて、寒さ対策をしてもすぐに死んでしまいました。

そして、2匹目を飼ったときは成犬になり、「この子は丈夫そうだな~」と思っていたら、お腹が急に膨らんできて、虫下しなどあらゆる手をつくしましたが、亡くなってしまいました。

やっぱり犬をもらってきて、すぐに亡くなってしまうと、娘も私も結構悲しみます。

とくに、近年の気候がおかしいせいなのか、私のまわりでは子犬も成犬も突然亡くなる家が多いな~と感じています。

パラグアイはもともと、寒暖の差が激しく一日の気温差が30度ほどになることもあります。

近年は、寒暖の差がますます激しくなり、夏なのに朝方は急に真冬の温度になったと思ったら、日中はいきなり40度越えたりして、人間も動物も結構へばっています。

そんな厳しい環境のせいか、やっぱり子犬だけでなく、成犬でも結構亡くなっています。

大きめの雑種で、強そうな親犬だったので、オスとメスの両方をもらいました。

厳しい環境の中、どちらかでも生き残ってもらえれば、と思っています。

パラグアイにも一通りの犬種はいます

番犬のためというより、可愛がるための犬として飼っている家庭も多くなってきており、日本と変わらず、さまざまな犬種がいます。

当然、日本独自の柴犬や土佐犬などはいませんが、パラグアイでみたことのある犬種は、チワワ、ラブラドールレトリバー、シーズー、マルチーズ、ドーベルマン、ダックスフンド、など、、、いろいろです。

私は田舎暮らしだから、雑種しかいないのかな~と思っていたら、案外そうでもないのですね。

パラグアイの犬のごはん

パラグアイの犬たちはどんなご飯を食べているのでしょうか。

日本と同じく、固形のドッグフードも売られていて、近年は市販のドッグフードを与える家庭も増えてきました。

しかし、田舎ではまだまだ昔から自宅で犬のごはんを手作りして与えます。

お肉屋さんで、「犬用の肉をちょうだい」と言うと、1kg5000グアラニー(100円ほど)で牛肉の骨やくずを分けてくれます。

それを大鍋に入れ、くず米、マンディオカ芋(タピオカの原料)、野菜くずなどを水と一緒にいれて、薪で炊いて煮て与える家庭もまだまだ多いです。

また、犬たちは放し飼いにされている鶏もたまに襲って食べたり、山へ行ってアルマジロを捕まえて食べてきたりと、基本的に放し飼いなので小動物を捕まえて食べてくることもあるようです。

パラグアイ人は動物好きが多い

パラグアイに来て思うのは、基本的に動物好きなパラグアイ人が多いな~と思いました。

パラグアイ人が食事をしているところに、野良犬や誰かの飼い犬がやってくると、すかさず食べ物を分け与える姿をよく目撃します。

優しいというか、基本的に動物が好きなんですね。

私も動物好きなのですが、旦那いわく、「動物好きは全然ダメだ」とのこと。

何がダメなのかと言うと、甘やかすばかりであまりしつけをしなかったりして、一緒に暮らすということがだんだんと難しくなっていきます。

飼っている動物になめられると、命の危険に繋がります。

パラグアイでは犬だけでなく、猫、牛、豚、鶏、羊、ヤギなど、自宅で飼って世話している家も多いですが、たまに放し飼いされている牛に追いかけられている子供を見かけることもあります。

可愛い可愛い~だけで育ててしまうと、あとあと、身内やよその人を危険な目に合わせてしまうことも。

飼っている動物に対しては厳しいパラグアイ人もたまにいますが、たいていはほったらかしなので、パラグアイで放し飼いの動物に遭遇したら、自分の身は自分で守りましょう。

「○○の飼い犬に噛まれた~」って話はよく聞きますから。

最後に☆

パラグアイの犬にまつわるお話を書きました。

一番はやはり番犬として、役に立ってもらいたいということで、どこの家庭でも犬を飼っています。

最近は、可愛いペットとして、小型犬を飼う家も増えてきました。

それだけ、だんだんと裕福になりつつあるということなのでしょうか。

パラグアイに来て、犬が群れていたら、発情期で気が立っている可能性があるので、近づかないようにしましょうね。

あまりにもしつこくついてくる犬は、遠慮せずにパラグアイ人のように石や枝を投げて身を守りましょう。

遠慮していたら、命が危ないです。

著者⇒マリ