パラグアイではどんなもの食べているの!?

*【南米パラグアイ】生活情報*

パラグアイでは日系人や日本人は普段どんなものを食べているでしょうか。

パラグアイ人の食事は牛肉、鶏肉、豚肉、とにかく肉食文化。昔移住してきた日本人たちは肉料理を食べると日本人の体質に合わず、よく嘔吐したりしていたそうです。今の日本人はだいぶ肉食文化が進んで慣れていますが、やっぱり日本人です。

日本食や野菜中心の料理でないと体調を崩すことが多いです。日本と同じように材料がそろうわけではなく、自分で材料を栽培から始めないと食べられないものもたくさんあります。

今回はパラグアイでの私たちの普段の食事の一部をご紹介したいと思います。

☆お味噌☆

娘と一緒に大豆つぶし。

お味噌がないと、私は生きていけません。娘もお味噌が大好きで、とってきたキュウリに味噌をつけてバリバリ食べます。お味噌はパラグアイの日本食料品店で手に入ります。

また、私の移住地では個人のお宅で作られているものを、直接行って買ってきます。1kg400円ほど。移住当初は購入していましたが、今では自宅で作っています。気になるのは大豆。世界的に遺伝子組み換え大豆じゃない大豆が手に入りにくい現在、ここのお味噌や納豆はほとんどが遺伝子組み換え大豆で作られたものが多いです。

遺伝子組み換え大豆じゃない大豆探しの旅へ

よし!手作りしよう!と思い立ったが吉日。

遺伝子組み換えでない大豆を探すのに時間がかかりました。普通にお店では販売していないので、大豆農家が自宅用にひっそりと作った自然の大豆を分けていただけましたよ。それを旦那が動物性肥料、化学肥料、農薬を使わない自然農栽培で大豆を栽培しています。残りの大豆ははお味噌として昨年は18kg作り、半年ほどで食べ始めています。

パラグアイは高温多湿で、すぐにカビが生えてしまったりしましたが、粒の大きい天然塩でふたをしたら、おさまりました。もっと長く熟成したほうがいいのだろうけれど、日本と違って保存環境が厳しいので早く食べないと、逆にすべてがパーになる可能性もあります。

お塩も天然塩じゃないと体調を崩します!

お味噌作りでこだわったのは、遺伝子組み換えじゃない大豆だけではありません。「お塩」です。

パラグアイのお店で売られているお塩は人工的な精製塩、塩化ナトリウムばかりで、天然塩探しに明け暮れた日々もありました。ここは田舎なので大都会のアスンシオンへ行っていろいろ探しましたが、結局見つからず途方にくれていた頃、、、ふと近所の商店へ行くと5kgの塩の袋が無造作に置いてありました。

「なんだろう?天然塩かなぁ?」と、旦那も一緒に連れて行き、オーリングテストで試したら、天然塩ということが判明しました!オーリングテストは簡単で、2人でやるものなのですが、Aさんが手の親指と中指の指先を合わせてリング状にします。Bさんが、そのリングを引っ張って輪の離れ具合の力を確かめます。次に、Aさんのリング状にした手とは反対の手でこの塩を触りながら、「この塩は私たちの体に合っていますか?」「この塩は天然塩ですか?」の質問を声に出すか心の中で思って、Bさんが再度リングを離そうとすると、輪が離れない。輪が離れないと答えはYESになります。他の精製塩で試すとすぐにリングは切れます。

「やったーこの塩だー!」って感じで、唯一反応が出たこのお塩を使って、お味噌を作りました。

麹菌はパラグアイのほかの移住地で麹を作って売っている人がいますが、高価なため、私は日本から送ってもらっています。そんな特別なお味噌、自宅で発酵させると、麹菌のほかに我が家独特の菌が入って、我が家独特のお味噌の味になるんですね。

手前味噌、同じ分量で作ってもお味噌の味が各家庭で違うのは、それぞれの家の菌の違いによってなのではと思います。そして、そのお味噌を家の人が食べると「美味しい!」と感じるのは体に合っているからなのでしょうね。人の家の味噌より、自分の家の味噌の方がやっぱり美味しいです。

☆うどん☆

うどんは麺をたくさん作って冷凍販売している人もいます。アスンシオンにうどん屋さんもありますが、自慢ですが我が家のうどんが一番最高です!

自分で麺とタレをつくります。我が家へ訪ねてきてくれたお客さんにお出しするととっても喜んでくれるので嬉しいです。足で踏んで寝かすので、食べれるまで半日かかりますが、やっぱり日本人ですね~。

都市部のアスンシオンではタレをつくるために昆布、わかめ、干ししいたけなど手に入ります!安くはないけれどね。

☆梅酒☆

毎年11月上旬ごろになると、梅がたくさんでてきます。日系人のおうちでは1世の方が植えたりした梅の木が大木になっていて、この梅の木は主にブラジルからの苗だそうです。

小さくもなく大きくもない梅の大きさです。昨年楽しみにしていたら不作でした。木は不作と豊作が一年ごとにきて繰り返すようなので、今年は期待しています!お酒はサトウキビのお酒を使って、氷砂糖がなく白砂糖はあまり使いたくないので少量、キビ蜜や黒糖、はちみつをいれると美味しいです。あとは放っておくだけ。

☆梅干☆

梅酒と同時に作るのが梅干です。梅干は赤シソがあれば一緒につけますが、ないときは塩漬けだけ。この梅がないときは、花梅と呼ばれるものでつくります。これは、南米独特のもので、日系人の間ではよく作られています。花梅用の種を植えて花が咲いたら花を摘み、塩漬けにするだけです!すると真っ赤ですっぱくてご飯にあうものが出来ます。ショウガを一緒につけてもおいしいですね。

☆ラーメン☆

日系人の移住地ではラーメン屋さんがあって、人気のようです。中華麺は個人的に作って冷凍で販売されていますが、うちは自分で手作りしています。玉ねぎ、人参、鳥の骨を入れたスープを薪で何時間もとことこ煮ます。そうすると、極上スープの出来上がり!季節の野菜をのせて食べます!

☆もやし☆

もやしちゃんも誰かが個人的に作って販売しています。多くは自分で豆を栽培して、毎日綺麗な水で洗ってつくって食べています。やっぱりもやしは食べたくなります!豆ごとサラダにしたりなんにでも使えて重宝です。

一年の大半が暑いので冬以外に作るとすぐに腐敗して必ず失敗しています。暑くても作っている人はいるし、、、どうやっているのだろう?今のところ私は冬の時期にだけ作っています。

☆パン☆

パラグアイにきたら、毎朝パンを良く食べる人たちなので、大量にお店に売っています。大量に売っているけれど、日本の小麦の味がおいしいパンを知っている人からすると、全く美味しくないです。どれを食べても美味しくないです。都会では美味しいパン屋さんが出てきているようですが、高いです。

小麦粉探しの旅へ

パラグアイのパンが美味しくない!それは小麦のせいだと思います。

私は直談判?に行きました。パンを作っているパラグアイ人のお店へ行って、どんな小麦を使っているのか、どんな機械を使っているのかなど詳しく聞き見せてもらいました。「これが強力粉だよ」と地元民が一般的に言って使っている小麦粉を見せてもらったら、私が判断するには薄力粉でした。メーカーが強力粉として売り出されているものも、調べると薄力粉でした。

どういうこと!?と思って、パラグアイの小麦粉メーカーのあらゆる袋を片っ端から調べまくった結果、1社だけ薄力粉として売り出されているものの中に強力粉に該当するものを見つけました。それを使ってパンを作ると、パンらしいパンに近づきましたよ!

パンは買わなくなり、3日に1回は粉1kgを手ごねで焼いています。次なる挑戦は天然酵母パンです。一年の大半が暑いパラグアイでは酵母作りに何度も挑戦して何度も失敗しています。未だに成功せず。。。

ケーキを作るならこのアルゼンチン産の小麦粉だよ!と口をそろえて教えていただき、それでスポンジやパンケーキを焼きます。すでに膨らまし粉が入っている小麦粉なので確かに、驚くほど膨らみます。

膨らみますが、食べると舌に独特の苦味を感じ、ケミカルな匂いがしてきます。体にはあまりよくなさそうなので、私は使用を控えています。また、地元民が「これを入れると良く膨らむんだよ!」とお菓子に入っているシリカゲルの袋を破ってお菓子作りをしている人もいると聞きました。。。食べれません!と書いてありますよ。書いてあっても食べちゃうんですね!!ちょっと驚きです!体への害を気にしないのですね!

このパラグアイの小麦粉たち、日本のレシピでちゃんとお菓子をつくっても結構な割合で失敗します。今まで失敗した数は星の数ほどかも。まだまだ私の粉物研究は続きます。。。

最後に☆

材料がない!道具もない!ないないずくしの中で、いかに工夫して日本料理っぽくするか、日々研究しています。

パラグアイ人はお肉中心の生活、最近は日本人もお肉を良く食べるようになりました。旦那もお肉が好きですが、食べた後はよく胃を悪くしたりしているので野菜中心の食生活です。動物性食品は一切とらないヴィーガンのドイツ人もここには住んでいて、一切病院へは行かない(行く必要がない)、いつ会っても元気でたくましいです。完璧な日本料理にならなくても、工夫した創作料理も楽しいですよ!

マリ
著者⇒マリ