南米パラグアイのアリさんはやっぱり最強!?

*【南米パラグアイ】生活情報*

日本ではヒアリが!と騒がれていますね。ここではゴマ粒より小さいアリから、親指大のアリさんまで、真っ黒や灰色から赤いの、茶色いの、白いのもものすごい種類のアリを見ています。パラグアイでアリにかまれて死んだ人がいるって聞いたことないし、日本のニュースを見るたびに「ニュースになるほどではないでしょう」と思ってしまいます。日本の比にならないくらい豊富な種類のアリがいるんだもの。今回はアリさんについてお話します☆

南米大陸はアリさん天国!

パラグアイに来て、アリさんがこんなに身近な存在になるとは思ってもみませんでした。本当にアリには驚きます!その一言につきます。日本にいてアリに噛まれるなんて記憶にありませんが、パラグアイに来て「アリに噛まれて痛い!」というのがよくあります。私はどんくさくて、足元を見ないでアリ塚を思いっきり蹴っ飛ばしてしまったことがあります。サンダルを履いていたので当然アリの大群に足を噛まれ、急いでアリを潰していかないとどんどん上へ登っていきます。笑。噛まれたところは蚊に刺された後みたいに少し腫れてかゆくなってきます。そんなときには自宅の植物由来の万能薬を塗ると腫れがひいてきます。

旦那は畑を耕しているとアリの巣にぶつかり、何度もアリが体を登って来たことがありますが、噛まれても全く腫れません。長年畑をやっている人はなにかが違うのでしょうか。なぜ大丈夫なのか分かりませんが、娘はたまにアリ塚をわざと踏んで遊んでいます。でも、虫や汚れなどには大変注意深く観察しているせいか、アリに襲われたことありません。このアリ塚を踏み固める行為、実はアリの巣を大きくしない為に地元の人もやっていました。

小さいけれどアリさんには知能がある!

アリに比べたら蚊は大したことないなと思えてきますよ。アリと長年接してきて感じたことは、明らかにアリは知能があります!人間は「あんなに小さいものだから何も分からないだろう。一番知能があるのは人間だ。」という感覚を持ちすぎていると思います。畑を耕していると私の想像できないところに巣をどんどん作っていきます。とっても頭がいいですよ~!雨が降って水が巣へ浸入してくる、ということもちゃんと考えています。

かと思えば、頭のわるーいアリもいます。ヒアリよりも大きくて真っ黒いアリがいて、数にまかせて色々なところにはびこっています。でも数が多く大き目のアリはすぐに死にやすく結構弱いです。お湯や殺虫剤を少しかけただけですぐに死んでしまう。このアリは数で勝負!そしてあまり頭良くない。

茶色くて小さめのアリは頭が良く、学習する能力があります。私たちは脳科学という分野があって、人間の頭の脳で物事を考えて良い悪いの判断をしているようですが、南米に来たらその認識を変えたほうがいいですよ。南米に来て感じたのはいろいろな昆虫、植物はみんな知能をもっているということ。脳科学ってうそじゃん!脳がないと馬鹿だと思っている人間の方が自然界から見たらお馬鹿さんかも。人間の脳はただあれを知っているこれを知っている、それは記憶の問題であって、アインシュタインもたいしたことないなーと思う。アリはアインシュタインの逆の理論でいっているね。アリは本当にすごい!どんなことをしてでもアリを絶滅させることは出来ません。人間はそれを本能というと思うのだけれど、自分の持っている能力を最大限に生かすことができるというのはすばらしいことであって、人間も本能をアリから学ぶべきです。

人間もほんとうはこんなにお馬鹿じゃないはず!正直アリには負けたくないな、と思います。今の人間の知識ではアリには勝てない。なぜなら今の人間の知識はアリを殺すことしかないから。アリをいかに誘導して、いかに共存していくかを考えられない人間が一番お馬鹿。本来の本能を生かしていないのが人間なんだって、南米に来てつくづく感じました。

アリと戦うこと数週間!

あるところにアリの行列ができる通り道あって、その通り道のアリをとことん殺しました。2~3日殺しているとアリはルートをずらし、また2~3日殺しているとまたルートをずらします。そして、やっと1週間経ちアリは来なくなりました。「人間とはなかなか共存できないみたいだから、ぼくたちはぼくたちでやっていくね」とどこかへ行くのだろう。その時、私は勝ったとは思いませんでした。

今の人間は世の中の虫や動物をみんな敵にしてしまいます。例えば、畑にいる良い虫も悪い虫もみんな敵。菌にしてもそう、今は少しは菌が分かるようになりましたが、ちょっと前までは菌はばい菌と言われていた。菌をばい菌と言う人がよくワクチンを体に打っているなと思います。ワクチンってウイルス菌でしょう。ばい菌体に打っているんじゃないの?世界的な人間のレベルはたかだかこの程度で、その人間が大きな顔をして歩いています。私はぜひアリ帝国に味方したいです。こんな傲慢な人間を潰してしまえ!私はそうアリたちに頑張れ頑張れと言っています。

アリは面白い!

作物が綺麗に並んでいると、葉切りアリは端から順番に綺麗に葉を切っていきます。そのため、対処方法も分かりやすいけれど、不思議なのは端っこの1株、2株まるまる持って行ったらもう来ません。今度は違う場所の1株、2株の葉を持って行きます。ただし例外は、モロヘイヤ、オクラ、ネギの葉この3種類はかなりの勢いで葉を持っていく、どれも栄養があり、粘りがあります。彼らは粘り系が好きだったのですね。彼らは教えてくれています。皆さん、ぜひこの3つは食べましょう。

アリの巣作り

パラグアイはアリの種類も数もすごいとお話しましたが、あっという間にあらゆるところに巣を作り始めます。昔の家だと木の柱に乾燥させた草を屋根にのせた家がありますが、ほとんどはレンガづくりの家、床は水洗いが出来るタイル張りの家ばかりが並びます。移住当初はなんでかなーと思っていましたが、確かに壁や柱が木で出来ていたら間違いなくアリが巣を作り始めます。それもものすごい早さで。シロアリもいるし、他のアリも木の隙間に巣を作り始めます。また、薪用に木を積んでおくとアリが必ず巣を作っています。アリ対策も含めてこういうレンガ造りなんだなぁと思いました。それでもアリはモルタルに隙間があったら巣を作り始めます。そんな穴はまたモルタルで塗るかペンキで埋めるか、セロハンテープを貼っておくと出てこなくなりました。

アリの対策方法

出来る限りアリさんとの共存を目指していますが、家の中や周辺まで許していたら本当にとんでもないことになります。ある友人宅は1ヶ月間家を留守にしていただけで帰ってみると家の中は床も壁もアリだらけ、家の中の至るところにアリの巣を作っていたそうです。私たちもたった1日外出していただけで夕方帰ってみると一室がアリだらけでした。家に人がいる、いないが分かるようですね。

毎回殺虫剤を撒いていたら先に人間がくたばってしまいます。ここの殺虫剤は有機溶剤のラッカーと同じにおいがします。それに、殺虫剤は巣の表面にしか効かないので意味がありません。また、パラグアイ人からお湯をかけたらいいんだよ、と聞いてお湯をかけてみましたがこれも表面にしか効きません。

沖縄で聞いたのはガソリンや灯油を巣に注いで火をつけるという方法。やってみましたら、確かに巣の奥まで行くので効果がありました。しかし、ガソリンも灯油もここでは高いのでこんなことばかりに使ってられません。遠道のようで近道は先ほどにも少し書きましたが、実はアリの行列を根気よく殺していくこと(旦那は手で地道に潰していきます)。すると道が少しずつずれていき、1週間ほどするといなくなります。

ゴキブリ退治にホウ酸団子を作りますよね。そのホウ酸の粉を水と練って置いておくとアリが食べにきて、いつの間にかいなくなります。面倒な場合は巣に直接ホウ酸の粉を少量かけるだけでいなくなりました。まだホウ酸の方が毒性が弱いのでいいなと思っていましたが、南米特有の大きいアリには効きませんでしたよ。

最後に☆

南米のアリは半端ないです。アリに勝つと思うな、思えば負けよ。日本のアリの方が大人しい感じがします。観察していくとほんとうに面白いですよ。娘も葉を切って運ぶアリさんを見つけるとだまーって観察しています。身近なアリさん、観察を続けて引き続きなにか面白いアリさんを見つけたら書き足していこうと思っています!できるかぎり共存共栄できるといいですね。