パラグアイにある電化製品ってどんなものがあるのか、気になると思います。
一言で言うと選ばなければ一通り手に入りますよ!日本製の家電がどうしても欲しかったら日本から買ってくるか、日系人移住地で高い値段でよければ売っているようです。完全移住になると家電に限らず、コンテナを購入して車やトラクターバイクなど詰め込むだけ詰め込んで持って来る方が安いかもしれません。確か1個のコンテナで5000ドルから6000ドルで運べると聞きました。しかし、パラグアイに着いてから税関で税金を取られ、運ぶ手段を前もって段取りしておかないといけません。その辺は値段の交渉です。最大なる問題は税関はある程度顔の効く人についてきてもらったほうがいいとおもいます。この情報はのちほど!
それでは電化製品をおおまかにご紹介します☆
パラグアイの家電はみんな220v!
家電は220vでプラグは三叉が少なくなり日本と同じ2又が多いです。ここで売られている家電は新品だけれど性能は日本のリサイクル店にある家電類というイメージでしょうか。電気屋さんへ行くとブラジル製のTOKYOという名の家電が目に付きます。日本の家電技術が入っているか日本☆ ブラジル製の家電が若干高いですが、物はまだ良いです。日本と同じようにどんな家電も一通りは売っています。
散々なものが多い中国製家電。
コンセントは小学校低学年レベルまたはそれ以下(笑)のものです。よく恥ずかしく売れるものだなと旦那は言っています。
中国製の家電が多く販売されており、最初から部品が不足していたり、モーターが入っていなかった(笑)数回使っただけで壊れるなど、物が全然ダメでその度に買い換えるか修理しなければなりませんので、かえって日本よりも高上がりかもしれません。中国製家電のA品B品C品があってA品は商品にうるさい日本へ行く。B品はヨーロッパ、アメリカなどへ行く。C品は南米、アフリカへいきます。例えば懐中電灯なんて2、3回使ったらもうつかない。日本の常識は全く通用しません。電気がつくか、電源が入るか、部品は不足していないか、箱を開けて検品作業(製造会社がやってよと思います)を購入者が慎重にしてから買わないといけません。
また、日本の50年前のように停電が頻繁に起きます。
とにかく電圧が一定していませんので電化製品は壊れやすいです。壊したくないものは電圧を一定にする機械をつけている人もいます。
☆炊飯器
日系人や日本から移住してくる人は炊飯器を買って日本から持って来る人が多いです。220vに対応している炊飯器ならそのまま使えますが、そうではない場合は220vにする変圧器も一緒に持ってきましょう。私はパラグアイで何度か炊飯器を使ったことがありますが、炊飯中に停電したことがあって再度スイッチを押してもまた最初からになってしまい、結局ご飯がべちゃべちゃになってしまったことが何度もあります。炊飯器を使わず、圧力鍋(パラグアイで売っています)を買っていつもそれでご飯を炊いて食べています。ある人はガス炊飯器を南の方のエンカルナシオンなどの町で購入して、ガスタンクに直接繋いで炊いている人もいますよ。
☆パソコン
パソコンは高いパソコンよりも中古のパソコンを2-3台持ってきたほうが良いと思います。ここで良いパソコンを買おうと思ったら日本より高いです。都市部アスンシオンで見たパソコンは日本並かそれより高かったです。エステの街へ行くと200ドルからあると聞きましたよ。こっちで買うとキーボードがはじめから日本語入力になっていないので、自分で設定できるのならば問題ないと思います。
☆テレビ
日本と同じように大型液晶画面のものが増えています。安いもので1万円から、大型液晶画面などは2万円ほどで購入できます。我が家は液晶画面のテレビとブラウン管の昔ながらのテレビの2台あるのですが、液晶画面の設定を変えても画面が暗すぎて見づらい、、、ということで普段はブラウン管のテレビで見ています。雷が鳴ったらまずテレビのコンセントは抜きに走ります!移住当初は抜かないでそのままにしていたときがあって、雷が入ったようで電源がつかなくなったときがあり、パラグアイ人の修理できる人にお願いしました。修理費は1000円ほどだったと思います。
☆洗濯機
洗濯機は全自動のものも中国製、ブラジル製、たくさん売っています。現地に住んでいる友人のお家へ遊びに行くと物置に洗濯機がたくさん置いてあります。「なんでかなー」と思っていると全自動式の洗濯機が「一方向にしか周らない」「竜巻みたいに強力な回転で生地が傷む」「一度使ったら動かない」「はじめからモーターが入っていない。笑」などトラブルの話ばかり。。。検品をきちんとしていないようで新たに買い換えても何年ももたないそうです。最近は最新のドラム式洗濯機の購入が目立ちますが、ドラム式も長く持たずトラブルが多いようです。ドラム式で15000円くらいでした。
そこでお勧めなのが昔ながらの2層式の洗濯機。我が家はブラジル製のTOKYOというメーカーで3万円ほどのものを使っています。作りが単純で不具合があった場合は自分で直せます。購入して3年目で脱水機が回らなくなり、4年目で洗濯層が回らなくなってきました。これでも長いほうですよ!この4年間で布オムツ生活を2回もしているのでこの洗濯機はかなり大活躍しています。
余談ですが、初めの頃は洗濯洗剤を使っていましたが、洗剤独特の匂いがきついのと、洗剤をたくさん使わないと落ちない(日本も昔はそうでした)ので、思い切って洗剤なしの水のみでやってみました。布オムツはなんと洗剤を使わないで水だけのほうがシミにならない、嫌なにおいが残っていないことが分かりました!ただし、この「水」は水道水では出来ません。井戸水、川の水など良質な水でないと洗濯物は綺麗になりません。ひどい泥汚れは石鹸をつけて部分洗いし、そんなに汚れていなければ洗濯機で良質な水を入れて回すだけ、水を替えて2回ほどやるととっても綺麗になります。この街でも昔は水道が通っていなくて、洗濯物を持って近所のお母さん方と一緒に川へ洗濯に行っていたそうです。布オムツのうんちも石鹸がなくても(昔は石鹸使いません)綺麗に落ちたよ、洗濯機より川へ行って洗濯したほうが汚れ落ちが早かったよと言っていました。
☆冷蔵庫
冷蔵庫は4万円から6万円ほど。冷凍庫は3万円からあります。
冷蔵庫も大型から小型、日本と変わらず色々あります。私が使っているのはブラジルメーカーのTOKYOですが、水がすぐに底へたまってしまい、水とりが大変です。もっといい冷蔵庫があったらしいが、もう購入してしまいました。移住当初に買ったので4年経っていますがまだまだ元気です。上部の冷凍庫は停電があるのですぐに分厚い霜が付きます。どの冷凍庫も霜取りをまめにやらないと、分厚くなって食材を入れるスペースがなくなってしまいます。一般的な冷蔵庫だったら電気代はたいしてかかりませんが、冷凍庫だけのものを使うと電気代は一気に跳ね上がります。一年のほとんどが暑い国なので冷凍庫があると、重宝しますよ!
☆ガス台
ガス台はコンロだけのものもあるし、このようにコンロの下にガスオーブンつきのものも売っています。私はガスは高いと感じるため、ガスでオーブンを使わず、電気オーブンを使っています。でも停電があるためガスを使うほうが「パン焼きがまだ途中なのに~!」とかそんなことは関係なくなりますね。
☆掃除機
日本ではどこの家庭にもある掃除機。でもパラグアイでは一般家庭においてあるところは見たことないです。色々見てみましたが、工業用の掃除機、工場とか掃除のプロが使っている掃除機のものしかありませんでした。また、中国製のもので日本の10年前みたいな古いタイプの掃除機を見かけました。それがものすごく高くて8000円していました。吸い取りは悪いと思います。
基本的にパラグアイの家の中は土足なので一般家庭は掃除機は必要ないです。どこの床もタイル張りなので箒で掃いてとモップで水洗いをしています。会社などでは掃除機を使うと思います。ちなみに、我が家は移住当初は同じように土足生活でしたが、なんだかしっくりこなくて日本人なのでやっぱり土足厳禁、じゅうたんを敷いたり、簡単なビニールカーペットがあるのでそれを敷いて子供が遊んだり這いずり回ったりしています。パラグアイ人のおうちへ行くと、赤ちゃんは外でも家でもそのままどこでもたくましく這い回っています。
☆おススメはしませんが電子レンジ
1万円ほどから売っています。参考までに我が家はパラグアイへ来てから電子レンジを使っていませんし購入していません。日本での生活では電子レンジなしでは考えられませんでしたが、今ではなくても慣れたものです。日本人だと根深く電子レンジ生活が浸透していますので、今更やめるなんて考えられませんよね。しかし、電子レンジの危険性は調べればいくらでも出てきますので、興味がありましたら調べてみてくださいね。
☆電気オーブン
1万円からあります。購入してからすぐに壊れたという話は聞いたことがないです。私は何十年も昔のオーブンを譲り受けていつもパンを焼いていますが、古いけれど結構タフだなぁと思っています。
☆扇風機
日本のような置き型の扇風機で2000~3000円。天井につけるタイプの扇風機は中国製だけれど物がよくて2000~3000円であります。食卓など人が多く集まるところには天井につけるタイプがいいと思いますが、昼間の暑い時間につけると温められた天井の熱波が降りてきて逆効果の場合もあります。昼間は置き型扇風機の方がまだ涼しい風にあたることができます。その時々の状況によって扇風機は使い分けています。
☆エアコン
1~2万円で物によります。エアコンは温風が付いていなくて冷風のみなのに高いなぁという印象がありました。
☆ミキサー
ミキサーは1500円ほどの中国製のものを購入してマンゴージャムを作るのに数回使ったら、モーターが焼けて煙が出てきました。日本みたいにガーガー数回に分けて連続で使ったらいけなかったようで、モーターを休み休み使わなければならなかったみたいです。次にブラジル製の5000円ほどのものを購入したら、まだ使えています。
☆プリンター
プリンターは6000円ほどのものを購入しましたが、、、しばらく使わないでいたらインクが詰まったようです。何度も洗浄したりあらゆることをしましたが、インクが全くでなくなってしまいました。数回印刷しただけでした、残念。原因はおそらくパラグアイは夏場は40度以上なので、高温の時期にインクが固まりやすいのだと思います。しょっちゅう使う人ならばプリンターは買ってもいいと思います。私みたいにあまり使わない人はUSBを持っていくとコピーしてくれるところがあるので、そういうところを利用したほうがよさそうです。
☆体重計
日本にあるようなかっこよくデジタル表示を買ったけれどすぐに数字が狂っているー。すぐに壊れて使えなくなる。「これ、本当に私の体重なの!?」という驚きの数字になるので、やめたほうがいいです。数台買いましたがどれもすぐに壊れ、これからはもう購入することはないでしょう。むしろ、お店に置いてある野菜とか肉を計る機械があるのですが、その方が正確です。お店へ行ったときにうちの子も、お野菜と一緒に計ってもらってまーす☆
☆電気ストーブ
冬になると、一年に1,2回霜が降りて0度近くなるときがあります。だいたい沖縄の冬のイメージです。寒いのでストーブを買い求めてみました。電気ストーブしかないのですが、800wから1000wあればいいかな、何千wというものはほぼなくて、とても高いです。電気ストーブを使うと電気代が一気に跳ね上がります。なので家では炭を焚く用の入れ物があるのでそれを買って、パラグアイ式に朝炭を焚いて暖をとるときがあります。ただ、窓を閉めたり密閉しすぎると、たまに頭が痛くなってきます。家の隙間はたくさんあるから大丈夫だろうと高をくくっていたら、激しい頭痛がして一家全員死にかけたことがあります。隙間があっても要注意です。
電球は消費電力型で日本とおなじようなものが200円から売っています。
☆ドライヤー
日本人はドライヤーがないと生きていけない!日本だと宿泊所や温泉施設などどこにってもドライヤーってついていますよね。でも、パラグアイだけでなくよその国ではドライヤーがついてるところに泊まったことがありません。とくに熱帯地方だと暑いし自然に乾くよって感じなのでしょう。しかし、最近はここでもドライヤーを持っている家庭が増えてきました。私は日本でドライヤーをずっと使っていましたが、逆にここでの生活ではドライヤー生活から抜け出しました。私の考え方が変わって、髪の毛が熱に毎日さらされてなんだかかわいそうに思えてきましたよ。
そのほかホットプレート、電子はかり、電気コンロ、ホットサンド、コンポ、アイロン、ミシンなども質は分かりませんがなんでも一通り売っています。
☆最後に
日本製品って壊れにくい、一度買ったら何年も何十年も使えるのが当たり前だと思っていましたが、海外生活だと数年持って良い方になるようです。日本製品の信頼度はとても良いですが、今やその技術は海外に抜かされている、また海外にその技術が売られており、技術が発展するどころか日本の中小企業もものすごい勢いで潰れていっているので、技術継承がされなくなってきました。残念ですがこれからは衰退の一途をたどるのだと予測しています。今はまだ良いですが、これからは日本製品が良いとだんだん言われなくなってくるのかもしれません。でも、パラグアイでは日本家電の方がまだまだ丈夫で信頼度が厚いですよ!