今日はラ・コルメナの隣街、カラペグア(Carapegua)とアカ・アイ(ACAHAY)という街へパラグアイ人の友人に連れて行ってもらったよ☆
半日周ってガソリン代1000円ほど渡しました。まー相場かな。
ちなみに彼は私と同じ年、31歳で日本人の奥さんを絶賛募集中です!
なにごとにも真実を探る探究心があってとってもいい奴だよ!
お父さんがガソリンスタンドを経営しているボンボンです♪
暇?な彼と一緒にいつもアスンシオンから来るバスに乗っていると素通りしてしまうカラペグアとアカ・アイへ遊びに行きました☆
パラグアイ人といえば、牛肉、鶏肉、肉肉肉、、、休みの日になれば焼肉。
普段の日も肉料理がメインで野菜はレタス、玉ねぎ、人参、ピーマン、トマト、マンディオカ(タピオカの材料になる芋です)くらいであまり食べません。
彼は珍しいこと、ここに住むヴィーガンのドイツ人の友人に影響されて動物性食品は一切食べないのだそう。
本人はベジタリアンって言っているけれど、牛乳などの動物性食品は食べない!ので、ヴィーガンですよね。
パラグアイ人でもヴィーガンっているんだなぁと思いました。
ちなみに、私が住む田舎町だけでも、パラグアイ人なのに、肉や卵を一切食べない!と言っている数人とお会いしました。
パラグアイ人といえばみんな太い!彼ももっと太かった!
けれど菜食主義になってから50kgの減量に成功したそうです。
いつも動物性食品を使わない日本料理を教えて!と言われレシピを書いてあげたりしています。
ラ・コルメナよりも大きいカラペグアの街☆
パラグアイはキリスト教が主なので教会が多いです。
主要な大きい道路を中心に銀行、ガソリンスタンド、小さなスーパー、小さなメルカド(市場)、教会、学校が広がっています。
ドイツ人の移住者も多いようですが、彼らは街中ではなく森の奥に住む傾向が多いです。
小さなスーパー
ダイエットコーナー
スーパーにある車カートにいつもはしゃぐ娘。
ラ・コルメナで売られているものよりも安いよ!とお勧めのスーパーにも連れて行ってもらいました☆
彼的にお勧めなのはダイエットコーナーがあること。
そこにはお砂糖の代わりになるステビアのシロップや体にいい天然食料品が並んでいました。
銀行、ATMも設置されています。
小さなメルカド(市場)もありました。日用雑貨、ハンモックや布、野菜や果物などが売られています。
カラペグアからはさらに南のエンカルナシオンへ向かうバスも出ています。
携帯の契約、ネットの契約などなど、、、契約系はラ・コルメナでは出来ないことが多く、よく「カラペグアへ行ったら出来るよ!」と言われます。
そこで、私たちは携帯の契約をしにカラペグアへ行くと、「できないからアスンシオンへ行って」と言われます。
このパターンが3、4回続いています。笑。
要は「めんどくさい」「会社としては出来る機能がここにあるとしても、受付の女の子がどうやったらいいか分からない」だからだそうです。
緊急でなければアスンシオンなどの大都市部で済ませておくと無難ですね。
いつもお出かけすると必ず買うもの!
エンパナーダ
エンパナーダは中身が牛ひき肉か鳥ひき肉、チーズとハム、オリーブの実が入った野菜中心のものなど種類が豊富で、油で揚げたものかオーブンで焼いたものか選べます。
大きさもいろいろですが一般的なものは一個40円ほどで売っています。
チーパ
チーパは卵、トウモロコシ粉、マンディオカ粉、塩、バター、アニス(種)、パラグアイのチーズ、を混ぜて形を作り、タタクワ(釜戸)やオーブンで焼き上げたもの。
どこでも売っていて人によって材料の配分が違うので、美味しいと感じるものが変わってきます。
一度だけアスンシオンから乗るバスの中でバターとチーズがたくさん入った焼きたてのチーパに当たったことがあって、また食べたい!
未だにその売り歩いていたお母さんに出会えません。
逆にこのお母さんのチーパは犬も食わなかったと言われているものもあります。笑。
チーパは焼きたてが一番!慣れていないと、一個食べただけで胃もたれするかもしれません。腹持ちがとってもいいです。
アカアイへ☆
街といっても、中心部はラ・コルメナやカラペグアほどお店らしいお店はあまりありません。
パラグアイにしてはお洒落なカフェが数件、日用雑貨のお店が数件、学校、教会あとは住宅が並んでいます。
中心部から離れると平らな土地や休火山の山があって(日本に比べたら丘みたいなのがいくつか連なっている感じです)雨と雷と岩が多い地域です。
なんだか山が気になる!
広大な平たい台地にこんもりと丘というか小さな山がちょんちょんとある。
行ってみました。
ある学者さんによると「これはピラミッドだ」と言っていました。
ドイツ人が住む家の前を抜けて
椰子の木が植わっている牛さんの放牧状を抜けて
ずーっと行くと岩がごろごろした採掘場みたいなところが出てきました。
「日本だと神様が宿るところかな?」と旦那に聞くと「日本でも昔はこういう小さな山があちこちにたくさんあって、こんな一山なんて採掘してすぐになくなったんだよ。」とのこと。
この山にある岩も砂利を敷くのに丁度いい石なのだそうです。
採掘されずに残っています。この地はセロ・アカアイといってセロはグアラニー語で山という意味です。
進むと綺麗な川が出てきました!パラグアイではなかなか綺麗な川を見たことなくて、平野にある川はどこもにごっていましたので、ここでは日本の山と川を思い出し懐かしくなりました。
道を横切る川の上に車が通れるように工事している最中でした。
気持ちのいい小道!
さらに進むと、、、
山間に住居がいくつか並んでいました。
バイクに乗る人もいましたが、ほとんどが長距離を徒歩で歩いています。
私も歩くの大好き!(好きとか嫌いとかそういう話ではないと思いますが)そして、すれ違う人みんな穏やかで平和な空気が流れていました。
奥まで電気はずーっと通っていましたよ。
山間の川も大々的に工事中でした。
雨のときはかなり増水して渡れなかったのでしょう。
というか雨の日は基本的に外に出ませんね。
雨があがっても川の水位は下がらず、徒歩は大丈夫でしょうが下手すると一ヶ月以上バイクで川を渡れなかったと思います。
パラグアイの人々はどんな感じ?
パラグアイはスペイン系の血が強い人と、グアラニー族系の血が強い人がいます。
今では混血が多く、純血のグアラニー族や他の原住民など独自の文化だけで固まって暮らしているのは少なくなったそうです。
こういった山奥に行くとグアラニーの血が強い感じの人(私や日系人から見ると、先住民だな~って感じがしますが、本人たちは先住民じゃないと否定しています。)に出会います。
ここの人たちはグアラニー語を主に話して、スペイン語は学校などで学ぶそうです。
スペイン語ができずグアラニー語のみ話す人も多いので、私もグアラニー語ももっと勉強しなければ!
発音は日本語になんとなく似ていて単純みたい、遠くから話し声を聞いているとまるで日本語をしゃべっているように錯覚するときがあります。
日本人とパラグアイのの原住民はきっと遠い祖先が同じであると感じています。
私たちが今まで出会ったパラグアイ人の人々を思い出すと、通りすがっただけでもおせっかいをしてもらったり、心配してもらったりして私のために行動してくれたのは、このインディアンに似た感じの細い体形が多いグアラニー系の人たちが比較的多かったように思います。
もちろん、スペイン系の人でもたまーにおせっかいなおばちゃんに出くわしましたよ。
インディアンやオーストラリアのアボリジニなどの人々のように差別され下に見られるという歴史が続いているように、街場の人にとっては会話をしているとグアラニー族の人を下に見ている感じがしています。
お給料もグアラニーの人は格段に低いと聞きました。
私はこの地では外国人ですので、グアラニーの人もスペイン系の人も、そしてドイツ人やその他の国の移住者に対しても上に見ることも下に見ることもなく、実際に自分が感じたことをそのまま引き続き書いていきたいと思います。
☆最後に
何年も世界中を周っているコアなバックパッカーなどには、南米の中でもパラグアイって田舎のおばあちゃんちに帰ってきたような、どこかほっとして落ち着くんだよね~という人が多いです。
それは、街から一歩離れれば広大な平らな大地にたくさんの牛、馬、羊などがのんびりと草を食み、野生のオウムやインコが飛んでいて、小さなお山がちょんちょん見えてきます。
「何もなくてつまらない」と言う人もいますが、私やコアなバックパッカーにとってはこの「何もないことの良さ」を魅力に感じてます。
著者⇒マリ