南米パラグアイに永住したマリです!
今回は戦前、一番最初に日本人が入植して作った街、ラ・コルメナという日系人移住地にて、パラグアイ人が所有している土地を視察してきました!
パラグアイの大都市部では不動産屋が存在していると思いますが、私の住む田舎では、不動産屋が存在しません!
田舎の家や土地は自分の人脈で、自力で見つけていくしかありません。
パラグアイ生活も長くなってきたので、信頼のおけるパラグアイの友人たちが少しずつ増えてきました。私の独特の人脈により、より私たちの理想に近い土地や家をみてまわっています。
パラグアイでの移住(特に田舎生活)を検討されている方々へ、参考になれば幸いです。
こうして、海外で土地を見てまわることになるなんて、子供のころは思ってもいませんでした。
今回は、町から3~4km離れたところで、山間の川が流れていて、10町の土地を売りたいんだけれど、どうかな?と言われました。
「とにかく見ないことにはわからない!」
ということで、友人とともに車で見に行きました!
素敵なパラグアイ人一家との出会い
田舎町から少し離れ、日系人が多く住む通り沿いの奥へ行き、、、奥の奥!へ進むと、難所へぶちあたる!
道路が岩でできていて、しかも急こう配!4輪駆動車だったので、どうにか登れました!
奥へ進むと、一軒のパラグアイ人のお宅へ着きました!

すごくのどかでいいなぁ~
80代のおばあちゃんと、70代のおじいちゃん、それに1人の息子がいました。
スペイン語ではなく、グアラニー語がたくさん飛び交います!
わたしは簡単なあいさつとか、簡単な単語しか知りませんが、片言でもグアラニー語を話すととても喜ばれます。

私は12人の子供を産んで育ててきたのよ

すごいですね~!
私は2人の子供ですら、毎日大変なのに、たくましいですねぇ!

それにね、この足の傷を見て!

どうしたの?

雷にうたれたときの傷なんだよ。
2年間は痛みに耐えていたんだ。
一緒にいた犬は即死だった。
でも、私はゴムのサンダルを履いていたおかげだと思うんだけれど、死ななかったよ。

なんたること!
そのたくましさと、人懐っこい感じの目、純粋な心が伝わってきて、私の心は奪われ、一瞬で好きになってしまった。
売りに出されている土地を歩いて見てまわる
「さぁ、行こうか」とここの土地に詳しい息子さんの案内で、マチェーテ(刀)を手に林を切り開きながら進む。
「ここからがうちの土地だよ!」と地主さんが見せてくれたところは、鬱蒼としげる木々が広がる。見た感じはすごい。しかし、木は太くないので、「この程度なら草刈り機でバッタバッタ木を切れるよ」と旦那が言う。開拓すると早いみたい。
上を見上げると、空が狭い~!でも、癒される~♪
土は木の葉のおかげでフカフカ~!土が出来上がっているので、お野菜を自然栽培するにはもってこいの土地であった。
地主さん曰く「昔は畑をやっていたところだよ」
なだらかな傾斜、畑にはいいね~。
さらに奥へ進むと、透明な川が流れていた。

おぉ!愛しの川だぁ~!
(子供たちと一緒に毎日、川で魚釣りと水浴び、洗濯、水汲みをしている姿を妄想。。。したら、ニヤニヤ(・∀・)が止まらなくなった。)
「近くに水が湧いているところもあるよ。案内するよ」と言われ、
少し歩くと、確かに、水が地面から湧き出していた!
おぉ!素晴らしい!!
電気と水道が近くまで通っているかも確認
もと来た道を戻り、電気がどこまで来ているか確認する。
結構近くまで電気がきているので、だいたい2万円くらいで電気メーターとか設置してくれるらしい。もし、電気が近くまで来ていなかった場合は、60万円ほどかかると聞いたことがあるから、安く済みそうだ。
今回の水道は川があるから、うちらが買うとしたらいらない。
現地の人を雇ってあげるのは、すごい貢献していることになる!
地主さん曰く「この家族はすごくいいよ。言えば息子は何でも手伝ってくれるよ。(田舎は仕事がないから、仕事を与えると大変喜ぶのだ)以前に、ドイツ人を案内したことがあって、その人たちはここの土地の購入を検討しているみたいだよ。」
また、出てきた!ドイツ人!気が合うなぁ!
80代のおばあちゃんは手作りのケーキをふるまってくれながら「あなたたちが来てくれた嬉しい。」と言ってくれた。
帰る途中、地主さんから何度も「あのパラグアイ人家族はすごくいいよ。」とごり押しされた。
あぁいう、心が純粋な家族とお隣さん同士、付き合えるなんて最高だ!と思う。
「こんな日本食を作ったよ~!」と言いながら、手料理のおすそ分けをしたり、
きっとパラグアイ人の伝統的な料理をふるまってくれることでしょう!
妄想するとわくわくが止まらない!!
最後に☆
うーむ。すごく悩む。土地や家を購入するというのは、一生のうち大きな買い物だからしばらく悩むことにしよう。
しかし、私たちの理想の条件に結構近づいていっているのは確かである。
そして、私たちが土地を探していると必ずドイツ人の話がでてくる。
もう、町の暮らしはうんざり。田舎町なのに、さらに田舎へ住みたいと思っています。
田舎は穏やかな空気が流れていて、穏やかな人たちがいて、とっても魅力的です。
ドイツ人と目の付け所が似ているんだなぁと実感した日であった。
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著者⇒マリ