パラグアイ人の生活から学ぶ大切なこと「共生」その2

*パラグアイの移住生活*

パラグアイ人の生活から学ぶ大切なこと「共生」その1

の続きです!

パラグアイ人の生活を観察してみてると、パラグアイ人は花を愛でるみたいです。どこのお宅も鉢植えや地植えで花を増やし、庭や玄関をきれいにしています。また、庭に観葉植物や果物の木を植えたりもしています。沖縄でもそうだったが、野鳥を鳥カゴに入れて飼ったりしています。日本の国って鳥はペットショップへ行って買うものだと思う。花も花屋から買うものだと思う。

でも沖縄も含めて暖かい地方ってそうではない。「この花いいね」と気に入ったら「ちょうだい」と、挿し木や根を分けてもらって自宅に植えたり、「この野鳥いいな」と思ったら捕まえて鳥カゴに入れて面倒をみる。まだ自然に対して優しい心を持っているのかな。

その最たるものはどこの犬もほとんどが放し飼いで、門の外で遊んでいたり、発情期になると多い時には10頭以上で群れることもあります。いつも穏やかな犬もこのときばかりは近づくと牙をむくので気を付けよう。日本みたいにリードで繋いで一緒に歩いたり、しつけようとはしない。だから、たまに叱っても飼い主の言うことも一切聞かない犬が多い。猫も全くしつけることなく、家の中で飼わずに外で飼っている家が多い。いろいろな家からご飯をもらって歩いている猫もみかける。こういう意味ではパラグアイは「自然と共生しよう」という性質があるようです。

本州の日本人が沖縄のことをいまいち理解できない部分があると思うのは、この「共生」の部分だと思う。今の本州の人間は「共生」が理解できなくなっているんですね。しかし、これからの日本人は「共生」について考えていかないと、国は崩壊していく一方だと思う。

日本は物であふれ、あらゆるサービスがあり、これだけの文明国になったら、「文化の世界」に入っていかないといけない。文化の世界とは基本的に「共生」、今までの文明の世界は「力」と「金」。この「力」と「金」は終わっちゃったんですね。今新たに起業して何をやったって儲からない時代。文明が頂点に来た。文明という山をみんなで登って行って、頂上に着いちゃった。そしたら、下山しないといけない。下山は登ってきたところを「ここは危険だった」とか理解してきちんと復習しないと、下山は登りよりも危険です。私たち日本人も今は下山の危険な時期、今までやってきたことを反省して、「何のために下山するのか」考えます。登山家だったら次の山を登るために、安全に下山しないといけない。私たちも次なる目標をもって下山しないといけない。

私たちは国に生きている。国に生きるということはある一つの目標を掲げないと、国は成り立っていかない。政治家によって国の目標をたてられるようでは、国は崩壊する。政治家が目標を立てるのは、個人のために考えるだけ。議員は個人なんです。個人レベルにおいて国のことを考えるだけなんです。本来はみんなで国のことを考えて、その総意が次なる目標にならなければならない。その作業を日本や先進国はやっていない。下山の時はみんなで考え話し合い、心を一つにして次なる目標に行かなければならない。

キーワードは「共生」にあり!

その下山の時のキーワードは「共生」だと思います。これからの国のあり方はいかに共生していくか。これによって国が栄えるか、衰退していくかが決まっていく。共生することが当たり前のパラグアイは、これからは栄える国であると考えています。ただし、アメリカや先進国が邪魔しない限りね。アフリカはすでにかなり侵されていますが、先進国はぜひ南米を侵さないでください。ODAやJICAで後進国を助けないと、ということでやっているが、おおきなお世話です。内情をよくよくみてみると先進国がもうけるためのきっかけを作ってあげているだけ。こうやって海外に住んでいると、実は現地では助けもなにもいらないことが分かってきます。

パラグアイや南米のほかの国々は日本みたいな文明国になったら、いったいどうやって生きていったらいいか、わからなくなると思う。今のパラグアイの文明状態、貧乏だとか後進国だとか言われるこのくらいがちょうどいいな、というのが私たちの感想です。まだ共生の考え方が残っていて、少し文明が入って、ちょっと生活が豊かになって、、、でも現地の人たちはテレビを見ると、うらやましいと思うらしく「高層ビルが建ってお金を使って遊ぶところがあって、おしゃれな洋服を着て、なんかみんな楽しそうだ」と、パラグアイの人の目にはうつるようです。

日本から来た私たちからすると「テレビに映るあんなのは偽りだから」と言いたい。日本やヨーロッパを見て羨ましいと思えるくらいがちょうどいいとおもう。私たちの願いはパラグアイがこれ以上栄えてほしくないということ。そして、先進国の人に言いたいのは南米、後進国に手を出すな。特にアメリカは手を出すな。なんせ南米はドル基盤。アルゼンチンは物価が値上がりし、困っているみたい。そうなるとパラグアイも影響してしまう。アルゼンチンやブラジルは困ってきたとなると、パラグアイも影響するんです。

先進国はパラグアイという小さいところに手を出しても、たいしてもうからないと思うから何もしないのだろうが、ブラジルやアルゼンチンには手をだしています。南米は国が陸でつながっていて、共生して生きています。日本だと他国へ行くのにパスポート以外考えられないけれど、こちらではブラジルやアルゼンチンでも身分証を出すだけで行って帰ってこれる。国は開かれた感じ。だから、先進国が手を出すなと言いたい。

パラグアイの身分証を私たちも持っているけれど、これがあると、パスポートなしでメルコスール加入国(ブラジルやアルゼンチンなど)に滞在できる。3年に一度はパラグアイに帰ってこないとだめですが、他の国で生きている人もたくさんいます。とてもいい制度だと思います。

ネットを使える人がどんどん新しい情報をえて伝えていく

そういう意味では、日本は島国だなと思う。そして、今の日本人はもっと勉強すべきだと思います。学校のお勉強しかできないような頭になっているのでは?今はパソコンがあるんだから自分でいろいろと調べられるし、調べたことをおじいちゃんやおばあちゃんなどに「今こうなんだよ」と、ぜひいろいろな情報を伝えてあげてほしいと思います。それが現代の核家族ではなく、昔のような大きな家族として生きていくということにつながっていくと思う。

さあ、日本人!もっと会話をしましょう!会話がないのではなく、話すべきことは山ほどあるよ。今の若い人が冥途の土産に、色々な情報をたくさん教えてあげましょう。

そして、「本当の世の中をみんなで作り上げていく」これが私たちの今するべきことです。政治家に期待してもダメです。日本場合は与党も野党も変わらず、政治家はみな自分の欲だけに走っている。今回の森友学園や文章改ざんなどのニュースをみさせてもらったが、明らかにおかしいということが、いまだにうやむやになっているということは、与党も野党も同類だという結論でいいと思う。じゃあ選挙では誰を選んだらいいかと悩みます。どうしようもない議員だけれど、さらにましな人間を選んでみようかぐらいしかないのでは。

実は結構大切だった地域の町内会制度

これから、町内会制度をもう一度復活させた方が日本はよくなると思う。あの町内会制度はまだ日本は残っていると思いますが、あれを復活させると大きく日本は躍動すると思う。

この町内会をどう使うかによって、私たち国民の大きな力になる。そのことに気づいている人間もいると思う。だから政治家はできるだけ町内会制度を壊したいんですね。そうしないと思うようにできないし、国民にいちいち口をださせると邪魔くさい。これが本音だと思う。でも、本来はそうであってはいけない。

国民一人一人が政治をやらないと!その最小単位が町内会、そしてそれが地区ごとに集まり、さらには連合会ができる。その連合会と連合会がくっついて協議会へ。そうしたら、国会とは違った組織ができる。その協議会同士がくっつくと大きな組織となり、大きな国民の力・国民の総意として議員に投げかければ国会も少し変わるかも。権力はいつまでも通用しないということを示さないとなにもかわらない。いつまでも自分のことばかり考えていたらだめですよ。

著者プロフ⇒ふくろうの知恵袋