南米パラグアイの車事情!No.5【車に大型スピーカーを積んで爆音で走る人たち】

*【南米パラグアイ】生活情報*

南米パラグアイに移住したふくろうの知恵袋です!

前回のこちらの記事↓

南米パラグアイの車事情!No,4【トヨタがミシンを販売している!?】

の続きです。

今回は、車から爆音の音楽が流れてくること、やっぱり日本車がいいんだ、などについて書きます。

車のスピーカーから爆音

パラグアイでは車に積む用のいろんな形のスピーカーが売られています。

車の後ろを開けてスピーカーを表に出して、住宅の方へ向けて音量全開!

ガンガンと特にドラムの低音がうるさい。

土曜日の夜9時、10時くらいから音楽が始まったなーと思ったら、夜が明けるまでガンガン鳴らし続けることも。

わざわざ頼んでいないのに、車の後ろを開けたまま大型スピーカーから大音量で、町の中を走り回ることもよくあり、家の前を通るので子供が起きる。町から離れて住めばそういうこともないだろうが。

パラグアイ人はスピーカーが大好きみたいです。

かっこいいと思っているのでしょうかね。

わけのわからんリズムだけが鳴るものをかける。

特にバスドラムが耳障り。

南米の中の他の国では、このバスドラムの入った音を大音量で流すのを禁止している国もあると聞いた。

私たちには全く雑音にしか聞こえないが、何がいいの分からないが、うちの子供たちはズンズカ鳴る音が聞こえてくると、自然と体が動き踊りだす。

さすがパラグアイ産まれだな。パラグアイで産まれるとこういうふうになるのかと、つくづく思っております。

車に関しての面白い話は、あんまりないんですよね。

例えば、車に乗ってナンパしているのを見たよとか書きたいが、全くナンパしている姿を見ません。

日本では車から可愛い子がいると冷やかしで声をかける(でも、今はないのか?)

パラグアイではどういうわけかそういうことはない。

せいぜいスタイルの良い人がいたら、じーっとどこまでも見ているだけですね。

男性が声をかけるとかそういうことはしない。とにかくじーっとみている。スケベなんですかね。

首都アスンシオンにひとりで行ったときに、若い女の子が笑顔で何度も目配せしてきた。

頭をよぎったのは、年配者からお小遣いをもらう目当てに近づいてくる子もいるという話も聞いたことがある。

その時、私はそれとなく立ち去ったが。

パラグアイでも中古車・新車ともに日本のメーカーが入っている

車はトヨタ、日産、ホンダ、スズキ、ダイハツなど、日本以外では韓国、中国、ドイツ、イタリアなど

バイクはヤマハ、イスズなどほとんどある。日本産以外も売られています。

バイクのカブを燃費が良くて大好きで、何台も集めているパラグアイ人もいました。

中古車も新車も両方売られていて、都市部で大きな店を構えています。

「パラグアイではドイツの車が人気あるのかな」と地元の人に聞いたら、「一番は日本車」だそう。

「やっぱり日本の車がいいのかな」と聞くと、

地元民は「いいよ。日本車を買うと、万が一壊れてもパラグアイで部品が買えることが人気の理由なんだよ。他の国の車はフィルターを取り替えたいと思って取り寄せても、結局ない。例えば韓国製や中国製の車やバイクを買うと、そういう部品類は一切ない。でも、日本車を買うと、だいたい部品がそろって売っている。そこが日本車の人気のあるところだよ。中古車であってもアスンシオンに行ったら部品がある。サイドバイザー割れたよっていっても、メーカーを言うとちゃんと置いてある。」

そういう面では日本のメーカーはすごいなと思う。

車だけを他国に送るのではなく、車の部品もちゃんとパラグアイに届ける。

他の国の車は車やバイクだけをパラグアイに送って、部品は送らないようだ。

これが日本メーカーが人気の理由なんだな。

パラグアイでは車内のエアコンが効かなくなることもある

私は沖縄にもいたことがあるが、沖縄の日中に車の運転し、エアコンが効かなかったが、パラグアイも、40度を越えると全くエアコンが効きません。

今度フライパンと卵をもって、太陽光だけで目玉焼きに挑戦したいと思っています。

日本では見られないワゴン車にすし詰め状態

余談ですが、車の話と言えば、むかし台湾で工事の仕事をしていたとき、工事関係の人がワゴン車に乗ってきた。

このワゴン車に乗れても9人乗り。

一人ずつ降りてきた。9人超え、、、10人、、、15人降りてきた。

結局、最後まで数えると9人乗りのワゴン車に23人が乗っていました。

一体どんな乗り方しているんだと思った。

この昔の出来事のインパクトが強くて、南米もこうなのかな?と思ったが、パラグアイでは小さい車にぎゅうぎゅうに乗っているところを見たことないですね。

パラグアイはそもそも人口が少ないから?

パラグアイのお隣の国、ボリビアへ行った時のこと

ボリビアの市内バスは、みんなマイクロバスの大きさ。

それが突然スタンドに入っていく。

ガソリンを入れだして、、、私は「お客さんいるのにガソリン入れるのかよ」とつぶやいた。

すると、ボリビアに住む日本人の友人が「ガソリンだったらまだいいよ。私なんて、運転手が一件の家の前で止まって、中に入っていったんだよ。お客さん乗っているのに、待たされて、30分したら出てきて、何していたと思う?自分の家でお昼ご飯食べてきたんだって。」

驚き!パラグアイではそういうのはあんまり聞きませんね。

市内のバスで、ギターで歌をうたって、よかったらお金を払ってやるとかはあるが、お客さんを置いてお昼ご飯食べに行く運転手の話は聞いたことない。

面白いのはパラグアイでは物売りがバスに乗ってきて、食料品や物などを運転手も購入したりする。

コーラ、ジュース、野菜、お菓子など。なかにはパンツ、靴下、石鹸、油、歯磨き粉、イヤホンとか、、、、買う奴いるのかよと思うが、これが不思議で結構買うんです。

「この靴下いくら?」って感じで。私たちからしたら、値札が付いてないし、ふっかけられて高いんじゃないの?と。

確かに、旅行者や外国人相手にすると、物売りは値段を倍以上にあげてくる人もいます。

慣れてきて、値段の相場が分かってくると、思いのほか、ふっかけてなくてどこかで買うよりも安いときも結構ある。

パラグアイ人は値段を聞いてから安かったら買うが、なるほど、面白い風習だと思った。

最後に

車を持てること自体が、パラグアイではすごいことなんですよ。

都会であれば、まぁ車を購入する為に貯めることはできるでしょうが、都会に住む人でさえも、やっぱり車を持てるというのは、大変なことなんです。

パラグアイの田舎で働いて、車を買う、土地を買う、家を建てるなんて、ほぼ不可能。

土地代金と、車代金が同じようなもの。

車を購入するって、現地の物価から言うと、かなり高い。

だから、親族のうち若い者は都会に出て働いて田舎に仕送りするか、アルゼンチン、ブラジル、スペインなどへ出稼ぎに行き、仕送りし、そのお金で、車、土地、家を購入する人が多いです。

日本のバブル時代に多くの日系人やパラグアイ人も日本へ出稼ぎに行きましたが、今は日本へ出稼ぎに行く人は少ない。

日本は世界的に見ると、賃金が下がってきている。

稼ぐどころか、食べていくだけで精一杯の国になってますね。