南米パラグアイに移住したふくろうの知恵袋です。
前回のこちらの記事の続きです!↓
南米パラグアイの車事情!No,3【南国特有のガソリンの入れ方】
今回はパラグアイでおススメの車、トヨタがミシンを出している!?などについて書きます。
パラグアイの道路事情
そもそも、パラグアイの道路事情はどうなっているのでしょうか。
パラグアイに来て、実感したのは想像していたよりも舗装道路が多く、「あれ?このアスファルト、日本の歩道道路と似た雰囲気があるな」と感じる道があり、地元の人に聞いてみると、日本が出資して日本の技術が入った道路が、パラグアイのあちらこちらにあるようです。
おすすめの車はFF?FR?それとも四駆?
アスンシオンなどの都会だけ走る人は、車体の低さを気にしなくてもいいが、遠出する人は必ず車高は確認してから買った方がいいです。
舗装道路が陥没していたり、大きい石や穴もあり、車高が低いとすぐに当たります。
都会や舗装道路だけを走る人は四駆を買わなくても、FF(前タイヤが動く)だけでいけると思う。
FFだと、前タイヤが動くので車を引っ張って走ることになる。
埋まる場合、後ろタイヤが空回りするので、FFだと多少の悪路でも車を引っ張れる。
ただし、前タイヤがいかれやすい。南米では温度が高いので、よくタイヤを交換する。
平均してみるとFF車が多い。日本自体がFF主流だからなのかもしれないけれど。
田舎に来て、車高の高さの問題だけで、FFなら四駆なみにいける。
平らなだけで、小さな高低差がよくあり、舗装されていない道路だと、雨で川のように流れ、そこを車が通るのででこぼこになる。
四駆の車が必要な人
田舎暮らしや山暮らしが好きな人は、断然四駆がおすすめです。
舗装道路から一歩道をはずれれば、すぐに赤茶色の土の道が広がり、大きな石や穴があったりしてパラグアイの田舎は道が悪いです。
場所によって土の癖が変わってきて、大変なところでは雨が降ると粘土土で滑ったりします。
ただし、100万円前後以上して、かなり高い。なぜなら、10年以上は過ぎているのに、こんな値段になっている。
1995年のランクルが70万円。これが一番安かった。昔の四角いタイプのもの。
ジープは価格を下げなくても買いたい人が多く、平均して値段が高いままになっている。
やはり、パラグアイをみると、みんな牛の牧場をもっている。
やはり、四駆が欲しくなる。小さいところでも10町、多くて100町や1000町など、、、ジープ系が欲しくなり、そういうところが使い古したものを、貧乏人が買って乗る、と言う感じではないでしょうか。
ナンバーのついていない車を購入するのがおススメ!
パラグアイで車を販売する人は、ナンバーがない車の購入がおススメといっています。
日本で乗られた車が、パラグアイに来て、まだ誰もパラグアイでは乗っていない、ということです。
日本で日本人が乗った後の車だと、どの車の外装も内装も非常にきれいで、「やはり日本人は奇麗に車を乗るもんなんだな」と、実感します。
パラグアイ人が乗った後だとナンバーがついている状態で販売されているので、ナンバーの取得に別途4~5万円かかる必要がなくなります。
しかし、パラグアイ人は車の不調があるから売りに出したり、結構車を乱暴に乗り回しているようで、車内も外装も結構汚いことが多いです。
ですので、日本から中古車が輸入されて、ナンバーがまだついていない車がおススメです。
また、お金に余裕があれば日本の中古車でなくても、大手の車メーカーがほとんどパラグアイに入っているので、新車も購入できます。
車を買うときは必ず値引きをしてください。10万円くらいは値引けます。
パラグアイと言えば、提示された額のまま払うよりも、必ず値切ってから買うのが常識みたいです。
トヨタがミシンを販売している!?
余談ですが、行きつけの?家電販売店でふらっと「ミシン置いてる?」と聞いてみた。
すると、パラグアイ人のお母さんは「今はミシンないけれど、どんなのがいいの?」
妻は「昔ながらの足踏みミシンがいい」と言うと、お母さんは「それはないんけれど、トヨタのミシンがおススメだよ。トヨタだから日本でしょう?刺繍とかいろいろな性能がついているからいいんじゃないかしら。」と、アイフォンで調べて写真を見せてくれた。
「おかしいな。トヨタでミシンを出しているのか。でも、トヨタって車でしょう?ミシンを販売しているなんて聞いたことないな。」と、思った。
数日後またこのお店に寄ってみると、パラグアイ人のお母さんは現物を仕入れたようだ。
箱を調べると、確かにTOYOTAってでかでかと書いてある。
外装をみると、ほんとうにTOYOTAがミシンを出しているようにみえる。
でも、TOYOTAがミシンを出しているわけないよね。
どこの国の製品なのかよくよく外装を調べてみると、MADE IN P.R.Cと書いてある。
みんなで「これ、どこの国だろうね。パラグアイなのかな?でも、パラグアイだったらPYだし。」と言いながら、その店の息子がアイフォンで調べた。
パラグアイの田舎でも、日本と同じくここ数年でガラケーから一気にアイフォン所持者が増え、多くの人がアイフォンでネットを使っています。
「MADE IN P.R.Cはどこの国かわかったよ。」
笑いながら「中国だー!」と。
妻も笑いながら「中国製は絶対買わないよ」
さすが中国。ぱっと見、TOYOTAと書いて日本製と思わせつつ、よく見ると製造国が分からないようにしてある。
中国製と書くと、「中国製=粗悪な製品」というイメージで、買ってくれないからこういう方法をやっているのでしょう。
簡単なプラスチックの子供のおもちゃでさえ、中国製品は仕入れる段階ですでに壊れているものが多いので、特に日本製でさえ壊れやすいミシンなんていったら、、、絶対に中国製品は買いたくありません。
でも、さすがにトヨタって表記はやばいんじゃないかな。
まだTOKYOというメーカーの方が可愛いかなと思う。
パラグアイではTOKYOって書いてある電化製品がたくさん売っています。
日本製っぽい名前だと信頼があってみんな買ってくれるだろうということで、TOKYOなんてどうせまた中国製に決まってる!と思ったら、ブラジル製でした。
そして、思いのほかブラジル製品は悪くないです。
パラグアイのあちこちで売られているバイクは、中国製が多く目につきます。
私たちが住む町の人間が、車で3時間ほどのところにある首都アスンシオンで中国製の新車のバイクを買ったそうで、ガソリンを入れて、乗って帰ってこようとしました。
しかし、途中でバイクがガタガタいい出した。
おかしいと思いながらも走り続けていたら、タイヤが外れて転倒。
面白いのは、その転倒した人は「危ないよね。中国製は。」とは決して言わない。
彼は「新しいバイクを買ったら、ネジがゆるんでいないか確認してから乗るんだよ。」とのこと。
やっぱりラテン系だなー。そういうラテン系は好きだなーと思った。
ちなみに、バイクの運転は最高で5人乗っているのを見たことがある。
なかなかこれが写真に撮れなくて、今度撮れたら載せますね。
5人乗りは若いパラグアイ人が遊びで乗っているんじゃないんです。
家族単位が多く、一番前に小さい子供、2番目にお父さん、3番目にも小さめの子供、4番目に母親、5番目に小学生くらいの子供。
たいていはこの順番で乗っているのをよく見かけます。
バイクの余すことなく座って、走っているのはすごいと思う。
また、小学生がバイクを運転して、その後ろにお父さんが乗っているのをよく見かけて、いったいどういうことなんだろうと思っています。
最後に
トヨタという名前でミシンを販売している中国。
さすが中国ですね。
中国品といえば、中国製の雑貨も大量にパラグアイで売られているが、意味が通じない日本語を適当にラベルに貼り付けたりして、いかに日本製に見えるかの工夫をこらしています。
どこかの記事にも書きましたが、南米に来る中国品は、日本などに輸出できない主にハネ品を送ってきます。
購入する段階で、すでに壊れているものは結構あるので、購入するときはライトがちゃんとつくか、部品は足りているかなど、自分で検品してから購入しないと、無駄な買い物になります。