パラグアイに移住したふくろうの知恵袋です!
昔は日本で何台も車を持っていましたが、年とともに人間も変わっていくもので、車が要らなくなりました。
車に乗ると、排気ガスが地中や大気中の微生物菌を殺しながら走っていることになるので、そう思うと、あまり乗る気になれません。
パラグアイに来たんだから、田舎の人たちと同じように移動手段は馬を使いたい!そんな理想がありました。
少しずつ理想的な暮らしに近づていますが、子供も小さいし田舎暮らしだと特に車はなかなか手放せませんね。
パラグアイは日本車が多い
パラグアイは日本車がとっても多く、輸入していい車はAT限定の中古車に限っているようです。
軽トラックは輸入されていませんでしたが、解禁?されたようでマニュアルの中古の軽トラックを見かけるようになりました。
日本語で日本企業の名前がそのまま貼ってあるトラックなどもよく見かけます。
また、日本でトラックからメロディーを流しながら灯油販売などをしますよね?
パラグアイでも、あの懐かしの日本のメロディーがたまに流れてきます。
パラグアイでは何の販売に使っているのか分かりませんが。
余談ですが、ラ・コルメナの消防車は、日本の消防車の中古です。
だから、消防車の音もそのまま日本のもの。
日本からの中古車が中南米にたくさん来ていますが、どういうわけか、このパラグアイという国は、南米に輸入される車のうち三分の二くらいが入ってくるそうです。
いったいどういう理由があって入るかは定かではありませんが、たしかにボリビアなどの国と比べると、そんなに極端に古ぼけた中古車に乗っている、という印象はありません。
日本から入ってきた中古車の例をあげると、2005年車の1300cc、44万円ほどでパラグアイに入ってきているようです。
これに6万円くらい上乗せして販売されます。
このとき、ナンバープレートはまだついていなくて、パラグアイは日本とは逆の車線になるので、右ハンドルから左ハンドルに変更する作業を行います。
内装関係もきれいにするので、左に移すという作業でどうしても中古車が高くなってしまうということがあるようですね。
パラグアイに入ってきたときには、だいたいオイル関係もバッテリーも新しく、きっと日本で点検してから入ってきているようですね。
パラグアイで車を購入するときのポイント
パラグアイで車を買う場合には、やはりナンバープレートのない車がおすすめですね。
ナンバープレートがない車はパラグアイ人がまだ乗っていなくて、日本から輸入され、左ハンドルに変えられ、きちんと整備されたものが多いです。
パラグアイで誰かが数年間乗った日本の中古車は、ナンバープレートがついていて、価格も安くなりますが、地元の人が口をそろえて言うのは、「ナンバープレートがついている車だと、パラグアイ人が乗り回した後だから、絶対に買わないほうがいい。あいつら、乱暴な乗り方するし、たいがいは車のどこかがイカれたから売りに出すんだからね。」とのこと。
ナンバープレートの取得方法
escribania(公証人)で4~5万円でナンバープレートと緑色の免許証を取得します。
しかし、このナンバープレートと緑色の免許証の登録がまたややこしい。
車体ナンバーが車にあり、そのフレーム自体に紙を押して写しとるという作業をします。
そうすれば車のナンバーと写し取ったものがぴったり合い、それで確認します。
おそらく車を国に登録するということだと思います。
そして、この書類をescribaniaへ持って行き、そのほかの書類も全部揃うとアスンシオンへ行ってナンバープレートをもらいます。
うちらの場合だとこれがまた時間がかかる。(例えば、車の売買の領収書がないとか、販売者が離婚したから名前が違うだのなんだの言って、さらにめんどくさいことになってます)
車を買ってから2ヶ月以上ナンバープレートが来ない。さすが、いつもなんだかんだと時間のかかるパラグアイ。
ナンバープレートのない車が走っているのをよく見かけているが、確かにナンバープレートが取得できるまで待ってられないから、みんな走るよね。
うちの住む町は近隣の町に比べて、車やバイクの運転に関してはとてもゆるい。
でも、たまに町から出ることもあるから、運転中に警察が来ないかひやひやしている。
万が一つかまったら「今、登録中だから。」と言えば問題ないようだが。
でも田舎の警察の場合は難癖をつけてきて、なんやかんやと10万グアラニー、20万グアラニー、30万グアラニーなどとろうとします。
難癖をつけたものは紙に書いたりもせず、お金は国へ入らず、こじつけでポケットマネーに。
パラグアイでは警察官、看護師、学校の先生など、公務員関係はみな給料が低いため、給料以外でどうにかしてお金をもらわないとやっていけないようです。
知り合いのパラグアイ人いわく、こいつらは泥棒だという。
この友人はこの間も、車の運転中に警察官に止められ「車のライトが遠目だから、金払え」と言われ、結局30万グアラニー(6000円ほど)支払ったそうです。
「まったくもう。政治家も、警察官も、医者もみんな泥棒だよ。」と、しきりに言っていました。
パラグアイ人も分かっているのでしょうね。
ちなみに、ナンバープレートは外して持って行ってしまう人もいます。
なので、ナンバープレートが簡単に外せないように、防止するものも売られています。
最後に☆
日本だと、すでにナンバープレートがついている車やバイクしか売られていません。
自分でナンバープレートを取得するなんて、、、!って感じですが、車の書類が揃っていて、公証人の作業スピードが早ければ、問題ありません。
わたしたちの住む街には、一人しか公証人が在籍できないことになっているため、作業スピードが超遅いです。
「遅いなー」など、なんだかんだ言うと、へそを曲げます。
それに、気に食わない相手だと、あまり仕事をしてくれません。
田舎は自然があっていいところだけれど、大変ですねー。