HOLA!南米パラグアイに移住したマリです!
今回はパラグアイで使われている通貨「グアラニー」にまつわることを書きます。
バックパッカーや旅行者がパラグアイへ訪れた際に、必ず手にするものだと思います。
パラグアイ人の金銭感覚、お給料、生活費、年金など、事前に知っておくと、なんとなく安心感が出てくると思います。
パラグアイの通貨は桁が大きい!
バックパッカーや旅行者がパラグアイにやってきて、両替をし、パラグアイのお金であるグアラニーを初めて手にしたとき、、、みんな口をそろえて言うのが、、、

お金持ちになったどーーーっ!!!
って言います♪
なんでかというと、桁の数が大きいのと、一番大きい紙幣が100.000グアラニー(2000円ほど)なので、札束が手に入るからです。
札束が手に入り、桁が大きいので、なんだかリッチになった気分。(気分だけ)
価格はどうしてもグアラニーから円へ換算して考えてしまう
何年か前に1.000グアラニーを1グアラニーにしようという動きがありましたが、いつの間にか話がなくなっちゃいました。うまくいかなかったみたいです。
レートは1ドルが5000グアラニー前後で変動しています。円からドルへのレートは1ドル113円ほどですから、面倒くさいので大雑把に1ドル100円として考えると、5000グアラニーは100円ちょっとくらい、5万グアラニーは1000円ちょっとくらい、50万グアラニーは10000円ちょっとくらい、、、と考えます。
日本人の悪い癖で、ついつい、現地の価格ではなく、いったん日本円価格に換算してからものごとを考える癖がついてしまっています。
円で考えても、現地の価格の価値は全く違うのにね。
円で考える暮らしが長かったからだと思います。
こちらの人は、1000グアラニー以下はあまり重視しておらず、お店側が1000グアラニー以下の細かいおつりがない場合は、代わりにあめ玉を2,3個くれたりします。
また、お客さんが支払うときに、1000グアラニー以下の細かいお金がない場合、お店によっては「いらないよ」というところと、最近は「細かいお金ないの~?」とシビアなお店も増えてきました。
パラグアイの通貨の種類
まずは小さいお金から
50グアラニー
都市部のアスンシオンなどのスーパーで買い物をすると、たまにこの50グアラニーがおつりで手元にくることがあります。
しかし、ほとんど使い道がなく、ほったらかしておくといつの間にかたくさん集まっていることもあります。
100グアラニー(コイン)
これも、田舎ではあまり使われないことが多く、都市部のスーパーではおつりでくれることがあります。
100グアラニーであめ玉1個ほどもらえます。
500グアラニー(コイン)
日本円で約10円ほど。
子供の小さい駄菓子などが買えます。
1.000グアラニー(コイン)
日本円で約20円ほど。
1.000グアラニーはよく使います。
こちらも子供の駄菓子が買えます。
2.000グアラニー(紙幣)
日本円で約40円ほど。
2.000グアラニーで約レタス1束分買えます。
5.000グアラニー(紙幣)
日本円で約100円ほど。
パラグアイ人はキリの良い数字が好きで、「5.000グアラニー分の野菜をください」など、おつりが出ないように買い物をする人が多いです。
10.000グアラニー(紙幣)
日本円で約200円ほど。
20.000グアラニー(紙幣)
日本円で約400円ほど。
だいたい、一般的にひと月の水道代分ほどです。
50.000グアラニー(紙幣)
日本円で約1000円ほど。
100.000グアラニー(紙幣)
日本円で約2000円ほど。
10万グアラニーがパラグアイのお金の中で一番大きな紙幣になります。これが最高額のお札なので、銀行からお金をおろしたり、ドルから両替すると札束になります。
パラグアイには造幣局がない!?
パラグアイには造幣局がなく、どうやらヨーロッパで刷っているらしい。
昔、現金をヨーロッパで作られた紙幣をパラグアイへ輸送しているときに、途中で強奪事件があったそうです。
実はパラグアイで円をグアラニーへ換金できた!
私はドルからグアラニーへ両替することが多く、ずっと、パラグアイでは日本円は両替できないものだと思っていましたが、実は円を取り扱っているところもあったのです!これには驚きました。
換金する際の要注意!
パラグアイに限らず、どの国でもごく当たり前のことだと思いますが、両替するときは、周りに変な人がいないかどうか、確認してからしましょう。
両替を終わったあとも、周りを確認しながら移動しましょう。
また、田舎での両替や銀行からの引き出しは要注意です。
なぜなら、普通のお店がお金関係の事務仕事をしているところが多く、誰がいくらほどお金を手にしたかなど、真横で見ることができます。
それに、田舎だとみんな顔見知りで、誰が何をやっていたかという話がすぐに広まりやすいので、両替や銀行からの引き出しは大きな町で行うことをおススメします。
パラグアイ人の給料
給料は毎週土曜日に入る人と、毎月25日あたりにまとめて入る人がいます。
25日に給料が入る人は、毎月この数日間は銀行前が長蛇の列になっています。
毎週土、日は親戚や友人たちと集まり、asado(アサード、焼き肉)をし、お酒を飲み、車に大きいスピーカーを積んで、爆音で音楽を楽しむのが日常的です。
給料が入る週末は買い物客でにぎわい、月末になると、特にお店が買い物客でにぎわいます。
しかし、だんだんと月末から日が過ぎていくにつれて、買い物客や集まりのにぎわいが静かになっていき、月末の給料前の週は特に静まり返っています。
みんなお金がないのですね。
給料が入ったら、みんな使っちゃうのがパラグアイ人
日本人は「後々のために貯金しておこう!」とせっせと貯金にいそしみますよね?
パラグアイ人は給料が入ったら、あればあるだけ使ってしまうというのが特徴的です。
私は移住したばかりのころ、「お金を貯めないなんて、パラグアイ人はダメだな~」なんて思っていましたが、今では逆にお金を貯めることばかりに集中し、「あそこのレストランが美味しかった~」とか、たいして着もしないのに「この服かわいい~」とか言って、自分の欲のためだけにお金を使い、他人やほかのことなどに「生き金」を使わない日本人の方がダメだな~って反省しています。
なぜなら、お金を使うということは、みんなにお金が周っていき、経済効果が抜群だからです!
お金は水の流れと同じく、どこかでとどめてはいけないものだったのだと、パラグアイに来て気が付きました。
入ってきたお金は感謝して使う。
するとまた、自然とお金が入ってくるものだったのです。
パラグアイ人のお金がなくなったら?
給料が入ったら入った分、どんどん使っていくのがパラグアイ人だと書きました。
じゃあ、お金が底をついちゃったらどうするの?って思いますよね?
お金がなくなったら、購入したものを再度売ったり、一番多いのは「動かない」ことです。
じっとして、動かない。
動かなければ、お金が減らない。
だから、お店に行かない。
自宅に植えてあるmandioca(マンディオカ、芋)を掘って食べたり、果物を採ってきて食べたり、人の畑から野菜をちょっと拝借したり。
まぁ、食べ物はどうにかなっちゃうのがパラグアイなのです。
食べ物さえどうにかなっちゃえば、生きていけますからね。
給料前の商店街はガラガラ!お店やっていけるのかな?大丈夫かな~、と思っちゃうくらいです。
しかし、25日あたりになると、一気に人が出てきて、大きな買い物袋を手にしている人を見かけます。