新しい電気工事屋さんがやってきましたよ。

*新天地開拓日記*

11月になりましたね。

最近は本格的な暑さになってきて、世界の天気予報をいつも見ているのですが、世界の中でもトップクラス、日によっては世界一暑い場所になっています。

パラグアイの首都アスンシオンが世界で一番暑い首都と言われているようですが、確かにアスンシオンへ用事があって出かけたときは、街中を歩き回り気がつくと頭が痛くなってきて、熱中症になることがよくあります。

アスファルトの上は軽く50度以上にはなっていると思います。

昔はそんな過酷な環境の中、1歳未満の娘を抱いて、日傘をかぶり、永住権の申請手続きの書類集めであちこち動き回っていたなんて、今から考えれば奇知外でしたね。

「ごめんね~。ごめんね~。」と、私は娘にずっと謝り続けていました。

でも、当時はどうしてもそのときに申請しないといけない時期にきていたので、娘も一緒に頑張ってくれました。

最近のパラグアイは、冬以外はめちゃくちゃ暑いことが多いのです。

「あ~、今日もまた南米大陸一(世界一)、ここが暑いんだな~」

と、最高温度42度と表示されている数字を見ながら思っています。

最近はそんな感じの暑さの中、お客さんの宿泊部屋がだいぶ出来てきたので、配線工事をしなければならないのですが、私も旦那も電気工事だけはどうしても苦手なので、新しい電気屋さんを探して呼びました。

パラグアイでは電気工事屋と家電修理の両方を請け負っている人が多く、そのどちらも仕事をするのに資格が必要です。

電気の勉強とエアコン修理などのための家電の勉強もして、合計6年間は大学で学ばないと資格が両方とれません。

以前に家の配線工事のために頼んだ電気工事屋は20代前半でとても若く、頭がいいのはすぐにわかりましたが、鉄の柱に細い電気の線を這わせたり(のちのちネズミや虫がかじって漏電し、電気が鉄に伝わって感電する可能性がある)、梁の木に直接細い電気の線を這わせたり(こちらものちのち漏電した場合、木が焼ける可能性がある)していました。

新居への引越しの際、エアコンを外し、新しい家へ設置し、室外機のガスの注入もお願いしていましたが、ガスの量り方がわからないらしく電話で聞きまくり、途中でガスを思いっきり噴射してしまうし、、、エアコンに関してはまったくやったことない様子でした。

幸い、同業者であるお兄さんが途中からかけつけてくれて、手馴れた様子で順調に作業を終えてくれました。

「この人は若すぎて実地が足りないのかな~。あと10年くらい現場で仕事をしたらいい電気屋になるだろう。その頃にまた電気でなにかあったら頼もう。」と旦那と話しました。

今回の新しい電気工事屋は人から紹介してもらい、自宅へ呼びました。

驚いたのは、今までいろいろな電気工事屋を呼んだ中で一番、自前の道具類を揃えて持ってきていました。

2人組でトラックと買いだし用のバイクに乗ってやってきて、2人分のハシゴもちゃんと用意して、ドライバーも、電動ドリル、かなづちなど細かい道具もちゃんと用意して持ってきていました。

今までの人はバイクでやってきて、ハシゴすら持っていない人ばかりで、電気が通ってるかどうか判断するドライバーくらいしか持っていませんでした。

それに比べたら、今回の人はダントツ準備がいいです。

それに、今回鉄骨に電線を這わせるのにおススメされたのが、この灰色の電気の線。

これ、日本では主流ですよね?

でも、パラグアイでは、やっと最近一部の店が売り始めたって感じで、まだまだ認知度は低いです。

パラグアイで一般的に認知されているのは、太くて黒い線を強い電力が流れるコンセントに使うのがよくて、ネズミなどにかじられても感電しにくいと思っている人も多いようですが、それよりも、この灰色のケーブルの方が一見すると細いけれど、硬くて直接鉄骨や木材に這わせたりしても、感電しにくく丈夫なのだそうです。

お店にいくと、売っておらず、このケーブルの存在を知らない店員もいました。

このケーブルを探して、お客さんの部屋の配線をお願いしました。

この日もものすごい暑さで、結局日暮れギリギリまでの1日仕事になり、冷たいお茶を飲む為に冷凍庫にある氷をわけてあげました。

お部屋の配線とは別に、数日前に気づいたことがありました。

その日は子供たちを砂場で遊ばせていると、なんとなくいろいろな野鳥たちが家の周りの木に集まってきたので、鳴き声合戦に私も参戦していると、さらに数種類の野鳥が集まってきた。

空を見上げながらぴーぴー鳴きまねして遊んでいると、電気メーターの上の方の電線の接続部がピカピカ光って少し煙が出たり、光がなくなったりを繰り返しているのを目撃。

「これはヤバイ!早めに直さないと、家電がイカれる。」

ほんとうは、電力会社のこの作業をした人がやり直さないといけない仕事なのだけれど、電話したっていつ来るかわからない。

そこで、今回電気工事屋にこの接続部分が焼けているようだが、どうなっているのか、みてもらうことにした。

長いハシゴもちゃんと持ってきていて、みてもらうと、電線を直接繋げて簡単に黒いテープで巻いてあるだけ、本来は特殊な金属の金具で接続部分を繋げてから、防水テープを巻き、さらに黒いテープで外側を巻くのが普通なのだそうだが、パラグアイでよくある手抜き工事でした。

金具も購入して、二度と漏電しないように繋いでもらいました。

夜は一切街頭がなく、誰か人が立っていても分からないため、街頭も配線してもらいました。

すべての作業が終わり、最初に提示してあった金額を支払おうとすると、「もっと安くていいよ」と、おまけしてもらった。

おそらく、そのうち次の工事もあるのを知っていて、ぜひ呼んでもらいたいからだと思うのだが、次の仕事があると分かっていても、今たくさんのお金が欲しいと思うパラグアイ人ばかりなので、自分から安くするパラグアイ人は大変珍しいのであった。

細かい道具も自分で揃えているし、トラックを持っているし、電気や材料の知識もまずまず良いようだ。

次回も電気工事があるときは、頼もうと思います。

今回は、パラグアイ人に仕事を頼んで、やっと良い人に当たったようなので、よかったです。

それだけではなく、愚痴の記事を書くことにならずに済んでよかったです。

ほんとうは、こういう記事を書きたかったのだけれど、なかなか良い仕事をするパラグアイ人に出会うことができなかったのです。